Roland GAIA SYNTHESIZER SOUND DESIGNER
Roland GAIA SYNTHESIZER SOUND DESIGNERは、アナログモデリングシンセサイザーRoland GAIA SH-01用のソフトウェアパッケージです。
音色及び音色設定のためのエディタやライブラリアンは、かつてはそれ自体がシンセメーカーやソフトウェアハウスから商品という形で世に出ていました。YAMAHA DX7用の音色カートリッジ“生福(しょうふく)”シリーズや、KORG M1用のエディタ“タイニーエディタ”、MOTU(マークオブザユニコーン)のエディタ/ライブラリアン“UNISYN”等がありました。
しかしながら近年はCD-ROM等の形で製品に同梱されるか、メーカーのサイトからダウンロードという形で、それ自体は無償提供されるようになりました。
今回発表されたGAIA SYNTHESIZER SOUND DESIGNERは、エディタ/ライブラリアンだけでなく、マニピュレーションの過程そのものを、時間軸に沿って記録し再生する“アクションリスト”という機能があります。マニピュレーションの過程を、1コマ1コマでも始めから終わりまで一気に連続再生させる事もできます。
今のところ、このアクションリストの実行が、単にパソコンのデスクトップ上で起きる事なのか、それともGAIA SH-01の発音そのものにリアルタイムで反映されるのかは判りません。後者なら面白いと思います。
アクションリスト機能とGAIA SH-01と併せて、何らかの形でブログで使う方法があれば、シンセサイザーの音色関連の記事を面白い形にできそうな気がします。
GAIA SYNTHESIZER SOUND DESIGNERには、このアクションリストのサンプルデータが添付されます。
音色エディタは、三つのトーンのパラメーターを同時に表示します。また、つまみやスライダーだけでなく、バリューも表示します。たしかJUNO-GやSH-201のエディタはバリュー表示しなかったのではないでしょうか。確認はしていません。
GAIA SYNTHESIZER SOUND DESIGNERのエディタが、テンキー入力ができるか否かは判りません。そのシンセの音作りになれてくると、音を想像しただけで単に音響だけでなく、音の経時変化のシナリオが、文言や数値という形で脳裏に立ち上がってくる私にとって、マウスでつまみをひねったりスライダーを上げ下げして音を作るより、テンキー入力の方が効率的です。
発生音を波形として見せるオシロスコープのデスクトップ版といえる、ウェイブビューワーという機能があります。オシレータ波形を見るのではなく出力されたオーディオ波形を見るためのものと思われます。
GAIA SH-01の音色の追加データも入っています。
コルグのアナログモデリング機やDJツールには、つまみやスライダーの位置が記憶された数値と一致すると点灯するオリジナルバリューランプがあります。しかしながらローランドのデジタルSHシリーズはSH-32、SH-201、GAIA SH-01に至るまで、記憶させた音色のパラメーターがどうなっているのかを、後から本体で確認する事はできません。そこでパソコンのエディタを使う事になるのですが、GAIA SYNTHESIZER SOUND DESIGNERは、その部分を商機と考えて発展させ出来上がったソフトウェアだと思います。
GAIA SH-01が出て来た時に、なぜエディタが供給されないのか多くの人が怪訝に思ったと思うのですが、こういう事でしたか…。
Roland GAIA SYNTHESIZER SOUND DESIGNER
音色及び音色設定のためのエディタやライブラリアンは、かつてはそれ自体がシンセメーカーやソフトウェアハウスから商品という形で世に出ていました。YAMAHA DX7用の音色カートリッジ“生福(しょうふく)”シリーズや、KORG M1用のエディタ“タイニーエディタ”、MOTU(マークオブザユニコーン)のエディタ/ライブラリアン“UNISYN”等がありました。
しかしながら近年はCD-ROM等の形で製品に同梱されるか、メーカーのサイトからダウンロードという形で、それ自体は無償提供されるようになりました。
今回発表されたGAIA SYNTHESIZER SOUND DESIGNERは、エディタ/ライブラリアンだけでなく、マニピュレーションの過程そのものを、時間軸に沿って記録し再生する“アクションリスト”という機能があります。マニピュレーションの過程を、1コマ1コマでも始めから終わりまで一気に連続再生させる事もできます。
今のところ、このアクションリストの実行が、単にパソコンのデスクトップ上で起きる事なのか、それともGAIA SH-01の発音そのものにリアルタイムで反映されるのかは判りません。後者なら面白いと思います。
アクションリスト機能とGAIA SH-01と併せて、何らかの形でブログで使う方法があれば、シンセサイザーの音色関連の記事を面白い形にできそうな気がします。
GAIA SYNTHESIZER SOUND DESIGNERには、このアクションリストのサンプルデータが添付されます。
音色エディタは、三つのトーンのパラメーターを同時に表示します。また、つまみやスライダーだけでなく、バリューも表示します。たしかJUNO-GやSH-201のエディタはバリュー表示しなかったのではないでしょうか。確認はしていません。
GAIA SYNTHESIZER SOUND DESIGNERのエディタが、テンキー入力ができるか否かは判りません。そのシンセの音作りになれてくると、音を想像しただけで単に音響だけでなく、音の経時変化のシナリオが、文言や数値という形で脳裏に立ち上がってくる私にとって、マウスでつまみをひねったりスライダーを上げ下げして音を作るより、テンキー入力の方が効率的です。
発生音を波形として見せるオシロスコープのデスクトップ版といえる、ウェイブビューワーという機能があります。オシレータ波形を見るのではなく出力されたオーディオ波形を見るためのものと思われます。
GAIA SH-01の音色の追加データも入っています。
コルグのアナログモデリング機やDJツールには、つまみやスライダーの位置が記憶された数値と一致すると点灯するオリジナルバリューランプがあります。しかしながらローランドのデジタルSHシリーズはSH-32、SH-201、GAIA SH-01に至るまで、記憶させた音色のパラメーターがどうなっているのかを、後から本体で確認する事はできません。そこでパソコンのエディタを使う事になるのですが、GAIA SYNTHESIZER SOUND DESIGNERは、その部分を商機と考えて発展させ出来上がったソフトウェアだと思います。
GAIA SH-01が出て来た時に、なぜエディタが供給されないのか多くの人が怪訝に思ったと思うのですが、こういう事でしたか…。
Roland GAIA SYNTHESIZER SOUND DESIGNER
by manewyemong
| 2010-09-01 16:25
| シンセワールド
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