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KORG TRITON STUDIO 61導入記(1)

 ワークステーション機KORG TRITON STUDIO 61が、平成21(2009)年11月16日に手許に来てから日が経っているのですが、ここで雑感を記したいと思います。

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 外観や奏者との接点部分をこのKORG TRITON STUDIO 61導入記(1)で、そして仕様に関する事柄をKORG TRITON STUDIO 61導入記(2)で記します。

 TRITON STUDIOは、平成14(2002)年のたしか年明けに発売されました。その3年前に発売されたワークステーション機KORG TRITONがベースになっていて、諸データをTRITONやKORG TRITON Leから持ってくる事もできます。

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 筐体のカラーリングは淡いシャンパンゴールドで、76鍵機、88鍵機と大きくなっていくにつれて、より目にまばゆい感じがします。

 時が経った初代TRITONの筐体は、原因はわからないのですが煤が付いたように黒ずんでいるものをよく見かけます。しかしながらTRITON STUDIOではそういう事は無いようです。

 筐体の美観に関して、初代TRITONは廉価機のTRITON Le及びその後継機TRにすら劣っていると思います。リアパネル側は好きですけど…。

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 フロントパネルにはオプションボードEXB-PCMを格納するための蓋があります。フロントパネルと同材質、同色なので、あまり目立たず、TRITON STUDIOのルックスの洗練度を損なっていないと思います。

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 リアパネルの「KORG」のロゴが、かつてのPolysixやMono/Poly同様大きく、初代TRITONやTRITON Extremeよりも若干野暮ったい印象を受けました。

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 KORG TRINITY以来採用され続けているタッチビューは、初代TRITONや後のTRITON Extremeとは違い、指で触れても画面上に波紋が現れません。両機やRoland V-Synth 2.0よりも良い物だと思います。

 鍵盤にはヤマハ製FS鍵盤が採られています。長くコルグやヤマハのデジタルシンセの上級機に使用され続けた鍵盤です。コルグはFS鍵盤を、TRITON Extreme 61/76、そしてOASYS 76まで採用していました。

 黒鍵はどうか判らないのですが、

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 白鍵には真ん中に縦に背骨というか仕切りが入っていて、強度を高めています。現行の上級機KORG M3-61/73Roland V-Synth GTFantom G6/7、そしてYAMAHA MOTIF XS6/7のFSX鍵盤には入っていません。この構造とFS鍵盤の好感触との間に関係があるのか否かは判りませんが、目に見えにくい部分での気遣いが感じられます。昨今、廉価機はもちろん、上級機からすらこういう部分がカットされつつあるのは大変残念です。

 私はかつてFS鍵盤の押鍵及び離鍵時に出る「バコッ」という音が不快で、KORG T1やTRINITY pro Xという重い鍵盤のモデルや、鍵盤の音が比較的静かなTRITON Le 61を使って来ました。しかし今、私のシンセサイザー及びその周辺機器がある環境では、後で触れるハードディスクの回転音もFS鍵盤の音もあまり気になりません。

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 初代TRITONシリーズやKARMAに比べて、ボタンの感触が良くなっていると思います。平成11(1999)年春か初夏、初代TRITONシリーズが店頭に並び始めた頃、ボタンがTRINITYに比べて悪くなっている事を残念に思ったものですが、2年後に出た廉価機TRITON Leは良くなっていました。廉価機が上級機を凌駕するという意味において、なんだか現行機M3とM50みたいな感じがします。

 TRINITY以来現行機に至るまで、コルグのワークステーション上級機に採用され続けているリボンコントローラーは、

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 TRINITYのものが表面が滑らかな柔軟性のあるものであるのに対して、

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 固く、そしてややざらつきがあります。しかしながらTRITON STUDIOの方が頑丈で、操作感も良いと思います。

 TRITON STUDIOの初代には4G、TRITON STUDIO V2には20Gのハードディスクが搭載されていて、サンプル波形や録音のデータ等を記憶させる事ができます。電源を投入すると同時に、このハードディスクの回転音が漏れ聞こえます。極小な音なのですが、導入当初に設置していた静かで狭い私の畳敷きの部屋では、結構気になりました。

 このハードディスク、TRITON STUDIOでサンプリングや録音をする気が全く無い私には無用の長物で、取り外せるものならさっさとそうしてしまいたいのですが、それでTRITON STUDIOが正常に作動するのか、そして消費電力の節約につながるのか等、まだ確認していません。必要時以外停止させる事ができるようになっていれば、電力消費の節約につながると思います。

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by manewyemong | 2010-10-21 13:16 | シンセワールド | Comments(0)

シンセサイザー、デコラティブジャパン(絢爛な日本)文化、絵巻、屏風、浮世絵、都市散歩、神社が好きです。鈴木春信の春画「風流艶色真似ゑもん」にちなみました。


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