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minimoogによる喜多郎効果音をつぶやく

 「MYSTERIOUS ENCOUNTER」の効果音とは別に、喜多郎さんが同じくminimoogを使って出していたある効果音に関するつぶやきです。

喜多郎さんの「未来への讃歌」「夢追い」等のイントロで、ピッチが上がっていくサイン波にノイズが混ざっていく効果音はminimoog(ミニモーグ)でした。

この音が一つのシンセサイズで成り立っているのは聴感的に判っていたのですが、私のワークステーションではサイン波部とノイズ部を個別に作っていました。

minimoogはVCO3がLFOになります。そしてその信号とノイズジェネレータの割合をモジュレーションミックスつまみで設定できます。

VCO1/2は使わずレイトの遅い鋸歯状波(UP)をVCFを自己発信させたサイン波にかけ、モジュレーションミックスでノイズとの割合を設定するとあの音になりました。

うちのminimoogはRoland SYSTEM-700やMC-8のモジュールとして使用する為に改造されていて、もしホイールが効かないのが故障でなければ、その辺の事情が絡んでいるのかも…。


追記。

 喜多郎さんの「飛天」「陽(ひ)」「未来への讃歌」「夢追い」「神秘の水」等の曲の始端か終端、もしくはその両方で、何かが沸き立つようなイメージの効果音が鳴っています。これもmini KORG 700Sリードprophet-5ホルンRoland JUPITER-4フライングジュピター等と並ぶ喜多郎サウンドというべき音の一つです。

 ピッチがあがっていくサイン波にノイズが混じっていくというのが、この効果音の径時変化です。

 minimoogは専用のLFOは無いのですが、三つのVCOのうちVCO3がLFOにもなります。VCO1/2を使わず、VCO3でアップ型の鋸歯状波とフリケンシー(レイト)を設定し、VCFはアマウントオブカウンタ(EGデプス)を0にしてフィルターEGを無効化し、カットオフとエンファシス(レゾナンス)を上げてVCFを自己発声させ、VCA EGを持続型にします。モジュレーションミックスつまみでVCO3(LFO)とノイズの割合を決めて出来上がりです。

 ワークステーションでの再現方法は今のところ明かす気はありません。元ネタたるminimoogに比してはるかに様々な設定を施してこの音をシミュレーションしました。将来、気が向けばシンセ音色関連の記事にします。

 この音を今後minimoogが出すのかと問われれば、はっきり、否、です。音のデッサンのつもりでワークステーション機で作っているうちに完全に自分の音になってくれたからです。minimoogではできない様々な、そして微妙な表情を持たせる事ができます。
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by manewyemong | 2011-05-03 15:20 | シンセサウンドメイクアップ | Comments(0)

シンセサイザー、デコラティブジャパン(絢爛な日本)文化、絵巻、屏風、浮世絵、都市散歩、神社が好きです。鈴木春信の春画「風流艶色真似ゑもん」にちなみました。


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