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喜多郎「大銀河」をつぶやく

 動画投稿サイトYouTubeで見つけた、昭和61(1986)年の「24時間テレビ」での喜多郎さんのバンドの「大銀河/MILKY WAY」演奏の映像に関するつぶやきです。


喜多郎さんのライブ形式の「大銀河」 http://www.youtube.com/watch?v=zLDOQdehzv8  '86年の24時間テレビの映像。

カーツウェルやCASIO CZ、そしてバイオリンを弾く都留教博さんや、2年前に亡くなった元一風堂の藤井章司さんの姿も見えます。

冒頭のprophet-5による可愛らしい音、私はKORG TRITONで真似ました。ポリモジュレーションが無いので苦労したのですが、そのかわり両手による1オクターブユニゾンではなく片手で弾けます。

途中DX7で鳴らす音は「ウォーターガーデン」というプリセット音です。Roland VP-330の下にあるDXで鳴らしている女声コーラスは都留さんの所にあるKURZWEIL 250で、MIDIで繋がっています。

それにしてもDX7は良いルックスだなあ。KORG M1、TRINITY…。つまみが無いのが良い。調べてみたら私が気になるシンセ、もうほとんど5万円切っている。DX7、M1は2万切ってる。買おうかな。


追記。

 「大銀河/MILKY WAY」は、この年(昭和61年)10月25日にゲフィンレコードからの世界発売の1枚目、アルバム「天空」のラストナンバーとして収録されています。

 アルバム「天空」の収録曲は、既に前年昭和60(1985)年10月6日両国国技館での「YAMAHA SPECIAL '85」や、翌年2月の「偏西風」ツアーで披露されました。

 他の作品もそうなのですが、特に「天空」に関して特にアルバムとライブでまるで趣きが違い、後者を聴いた後で前者を聴く気が湧かず、私はLPレコードは持っているもののCDは未購入です。

 アルバム「天空」収録曲は、昭和62(1987)年1月、FM東京系「日清パワーステーション」でスタジオライブ形式でオンエアされたのですが、以後、その録音テープのみを聴いてきました。

 ライブの「大銀河」は、ギターのアルペジオに喜多郎さんのSEQUENTIAL CIRCUITS prophet-5(シンセサイザーフェスタ’09見聞記の矢野顕子さんのブース参照)のベルが乗り、mini KORG 700SリードKORG 800DVブラストーンリード、荒木博司さんのギターとメロディが変わりながら曲に壮大さが加味されていき、最後にバイオリンとmini KORG 700Sリードが静かにメロディを奏でて終わる、という構成です。

 「日清パワーステーション」では曲が高揚しきった所で、喜多郎さんがRoland VP-330の下にあるYAMAHA DX7の鍵盤で、都留教博さんの所にあるKURZWEIL 250の男女のコーラス音をMIDIを介する形で演奏したのですが、私はこの部分が他のどの曲よりも壮大さや深遠さを感じて好きでした。このYouTubeの「大銀河」ではいつもの800DVです。

 曲の冒頭で喜多郎さんがprophet-5のポリモジュレーションで出しているらしい可愛らしいベルの音、アニメ映画「1000年女王」のBGMで多用されたのですが、私はコルグのワークステーション機のオシレータのサイン波を二つ使い、片方のピッチをEGで乱高下させるという、全く別の方法で再現しました。アナログシンセのEGのADSRは、スタートレベル/リリースレベルが0固定、アタックレベルが最大値固定なので、同じ方法は使えません。

 また、このベルを弾き終わって右手でmini KORG 700Sを弾いている時、前もって左手でprophet-5の音色をホルンに変えている所作が映っています。

 MIDIシーケンサーQX1を始めとするYAMAHA Xシリーズや打弦式電気ピアノYAMAHA CP80、minimoogを担当した林知行(はやし・ともゆき)さんは、たしかこの時期キーボードマガジンに「MIDIアレンジャーのためのスコアリングテクニック」という連載を持っていて、その最終回は喜多郎さんのバンドのMIDIシステムや自身と都留教博さんのブースの機材構成の紹介記事でした。

 KURZWEIL 250、CASIO CZ、そしてバイオリンを担当した都留教博(つる・のりひろ)さんは、CASIO FZ-1とサンプルライブラリーFL NewシリーズのPR用付録ソノシート「Welcome To The FZ-1 & FL New Series」(D-50、DW-8000、FZ-1のソノシートもつぶやく参照)の「Wet Dream」の作/編曲/演奏者でもあります。

 ドラムを叩いている元一風堂(いっぷうどう)の藤井章司(ふじい・しょうじ)さんは、翌年の全米ツアーの為にアメリカ人のバンドが編成されるまで、長く喜多郎さんの公演でドラム/パーカッションを担当されていました。平成21(2009)年2月6日、この世を去っています。

 この頃の喜多郎さんのステージは、各パートの奏者達が皆とにかく巧(うま)く、シンセサイザーの数が多く、後の全米ツアー以降のアメリカ人の奏者達を連れての逆輸入バンドより好きでした。

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by manewyemong | 2011-07-31 13:56 | 音楽 | Comments(0)

シンセサイザー、デコラティブジャパン(絢爛な日本)文化、絵巻、屏風、浮世絵、都市散歩、神社が好きです。鈴木春信の春画「風流艶色真似ゑもん」にちなみました。


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