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KORG KROSS-61試奏記

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 implant4さんで、KORG KROSS-61を試奏させていただきました。まだ販売されていませんが、美品であり、早晩、在庫リストにアップされると思います。

 ワークステーション機KORG KROSSに関して、既にKORG KROSS試奏記(1)KORG KROSS試奏記(2)KORG KROSS-88試奏記で取り上げています。

 仕様等に関する事は先のKROSSの記事群で触れているので、本稿では、同じKROSSながらKROSS-88とは異なる外見を中心に取り上げたいと思います。

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 KROSS-61全景。

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 KROSS-88とは異なり、ショッキングピンクの部分の見せ方に奥ゆかしさが感じられます。

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 傾斜のあるキーボードスタンドに設置すると、ライブのおり等、演奏を聴く側からの目線に、このショッキングピンクが映えると思います。

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 フロントパネルを左側から見ていきます。

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 ホイールと二つのアサイナブルボタン。

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 ボリュームつまみ、カテゴリー選択、音色選択の操作子。

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 各モードの選択操作子群。

 KROME同様、マスターエフェクトを使うか否かを、MASTER FXボタンをオン/オフする事で演奏中に変える事が出来ます。

 KROSSのエフェクターに関して付記しておくと、インサーション及びマスターエフェクト1に大半の空間系エフェクター(ディレイ、リバーブ系)を割り振る事ができません。マスター2でのみ使用可能です。

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 液晶画面及び画像が暗くて見えにくいのですが、ファンクション、ページ-/+、そしてエディットモードに入る為のメニューボタン。

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 エントリーダイヤル、カーソル、エンターボタン。

 ダイヤルは、DEC(ディクリーメント)/INC(インクリメント)ボタンと、従来のダイヤルの役目の一つにしたものなのですが、

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 筐体から突出した形になっていて、指を置く形でもつまむ形でも操作できます。また、数値の追従性にも優れていて、おそらく真冬でもきちんという事をきいてくれるのではないでしょうか。

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 KROSS独特のステップシーケンサー、ドラムトラック、そして音色を登録しておくフェイバリットボタンのバンクボタン。これらは、

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 横一列に並んだ1〜16のボタンを共有しています。

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 内蔵MIDIシーケンサーの操作子。

 ボリュームでも使われている涙滴型のつまみは、KROMEから採用されているもので、遠くmini KORG 700、700S800DVに、少し似たものが使われていました。視認しなくてもつまんでだけでどこを指しているかが分かり、単なる円柱型のものより使いやすいと思います。

 タップボタンも使いやすいと思いました。

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 金色の「KORG」「KROSS」「MUSIC WORKSTATION」のロゴ。

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 鍵盤。

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 軽量化及び低コスト化のためか、鍵盤の裏におもりはありません。感触は廉価ワークステーション機KORG M50-61、73KROME-6173、アナログモデリングシンセKingKORGよりも、さらに緩い感じがしました。スタッカート/レガートのタイトな弾き分けには、練習が必要だと感じました。静粛性は良いと思います。

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  リアパネル側。

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 「KORG」「KROSS」「MUSIC WORKSTATION」のロゴ。「KORG」の「R」の中が光ります。

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 ダンパーペダル、フットスイッチ、エクスプレッションペダル端子、及びMIDI IN、OUT。

 小型軽量化された廉価機であるにも関わらず、足周りの端子は省略されていません。フットスイッチとエクスプレッションペダルを併用できるのは、ありがたい事です。

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 暗く写ってしまったのですが、軽量化と並んでKROSS-61がモテる理由であり、外見上の特徴の一つ、把手(とって)。コルグは「バー」と呼んでいます。

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 把手は、ここを持つ事以外に、ライブや忘年会のおり、ここに衣紋掛けを下げ、例えば、バンドやKROSS-61を弾いているシンセサイザー奏者の名前、次の公演の予定、聴衆に一緒に唄ってほしい曲の歌詞を書いた紙を垂らす、といった使い方もできると思います。私はしませんけど…。

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 KROSSの外部記憶装置SDカードドライブ、USB(タイプB)。

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 ライン入力、マイク入力、ステレオ出力端子。

 KingKORG、WAVEDRUM Global Edition、MS-20 miniWAVEDRUM Mini YELLOWmicro KORG GD等、創業40周年の昨年平成25(2013)年発売のコルグ製品は、本当に魅力的なものばかりです。

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 その中でもKORG KROSSは、楽器店で配布されているチラシに、

スペックもスタイルも他とは違う、個性的な新定番ミュージックワークステーション

と書かれているとおり、後に、ワークステーション機の別の流れを作ったと評される事になるかもしれません。

 私としては、カラーリングがショッキングピンクのものだけでなく、黄色や橙(だいだい)、黄緑といったカラーバリエーション機もご用意くださればと思います。複数台購入したおり、カラーリングで、どのKROSS-61にどんな音色を作って入れてあるかを探す手間が省けそうだからです。


KORG KROSS
http://www.korg.com/jp/products/synthesizers/kross/

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by manewyemong | 2014-09-08 10:31 | シンセワールド | Comments(0)

「あのシンセサイザー奏者が出しているあのシンセサイザー音はあのシンセサイザーで出してんのか!いっちょあのシンセサイザー買いにいくか!」よりも、「価値あるものを買うのではなく自分で価値を作れる人間は強い」(岡崎武志「女子の古本屋」より)でありたいと思います。


by manewyemong