KORG SQ-1が出ます
平成27(2015)年1月22日、コルグはARP ODYSSEY、KORG MS-20M Kit、KORG SQ-1を発表しました。
アナログシーケンサーKORG SQ-1は、昭和53(1978)年に発売された同じくアナログシーケンサーSQ-10の、遠い後継機といえるかもしれません。SQという型番はシーケンサーの意だと思います。ちなみにかつてコルグには、MIDIシーケンサーKORG SQD-1、SQD-8というモデルがありました。
SQ-1の筐体のサイズは、全幅がKORG volcaシリーズと同じで、他の寸法も近く、また、自照型のつまみも同シリーズと同じものです。
KORG MS2000シリーズ、RADIAS、そしてR3を最後に、コルグのアナログモデリングシンセサイザーからモッドシーケンス機能が消えて久しいのですが、SQ-1はそのモッドシーケンス機能に近い動作を、同社のセミシステムシンセサイザーMS-20 mini、MS-20 Kit、MS-20M Kitで行う上でのソースになると思います。MG(LFO)やEGで得られる周期変化/径時変化とは異なった効果を出す事に使えると思います。
SQ-1は8ステップのアナログシーケンサーを2チャンネル載せていて、両者を並走させる以外に、直列につないで16ステップシーケンサーにする事もできます。
シーケンサーの再生の形にも様々なバリエーションがあり、例えばスライドは、モッドシーケンスでいう所のスムースに相当すると思います。また、シーケンスの各ステップをアトランダムに実行するモードもあります。
基本的に1オクターブを12に割ったMIDIシーケンサーと違い、アナログシーケンサーはピッチをステップつまみで任意に設定できるのですが、SQ-1はその設定から近似値のメジャー、マイナー、クロマチックに変えてシーケンスを再生してくれる機能があります。
SQ-1は、コルグやヤマハのアナログシンセのHz/V以外に、アナログシンセサイザー界のディファクトスタンダードともいうべきOct/V、MIDI OUT、USB、KORG volcaシリーズとの同期に適したSYNC IN /OUT、littleBits KORG Synth Kit用のlittleBits OUTを搭載していて、実に様々な環境でシーケンサーとして使う事ができます。
電源は電池かUSBバスパワーのみで、ACアダプターは無いようです。なるべく電池を使いたくない、また、シンセサイザー周りで未だパソコンの使用を躊躇している身には、たいへん残念な仕様です。まあ、素直にDAW環境を導入すれば済む話なのですけど…。
私としてはこのSQ-1を、先に触れたモッドシーケンス機能的にアナログシンセの各パラメーターの周期/径時変化のソースに使ったり、フライングジュピターの様なある規則性を持ったランダムトーン等に使いたいと思います。
なお、KORG SQ-1は単体機としての販売以外に、KORG MS-20M Kitに同梱されています。
平成27年1月26日追記。
KORG SQ-1の価格は10,000円(税別)、発売日1月28日。
KORG SQ-1
http://www.korg.com/jp/products/dj/sq_1/
KORG SQ-10
https://www.korg.co.jp/SoundMakeup/Museum/VC-10/
アナログシーケンサーKORG SQ-1は、昭和53(1978)年に発売された同じくアナログシーケンサーSQ-10の、遠い後継機といえるかもしれません。SQという型番はシーケンサーの意だと思います。ちなみにかつてコルグには、MIDIシーケンサーKORG SQD-1、SQD-8というモデルがありました。
SQ-1の筐体のサイズは、全幅がKORG volcaシリーズと同じで、他の寸法も近く、また、自照型のつまみも同シリーズと同じものです。
KORG MS2000シリーズ、RADIAS、そしてR3を最後に、コルグのアナログモデリングシンセサイザーからモッドシーケンス機能が消えて久しいのですが、SQ-1はそのモッドシーケンス機能に近い動作を、同社のセミシステムシンセサイザーMS-20 mini、MS-20 Kit、MS-20M Kitで行う上でのソースになると思います。MG(LFO)やEGで得られる周期変化/径時変化とは異なった効果を出す事に使えると思います。
SQ-1は8ステップのアナログシーケンサーを2チャンネル載せていて、両者を並走させる以外に、直列につないで16ステップシーケンサーにする事もできます。
シーケンサーの再生の形にも様々なバリエーションがあり、例えばスライドは、モッドシーケンスでいう所のスムースに相当すると思います。また、シーケンスの各ステップをアトランダムに実行するモードもあります。
基本的に1オクターブを12に割ったMIDIシーケンサーと違い、アナログシーケンサーはピッチをステップつまみで任意に設定できるのですが、SQ-1はその設定から近似値のメジャー、マイナー、クロマチックに変えてシーケンスを再生してくれる機能があります。
SQ-1は、コルグやヤマハのアナログシンセのHz/V以外に、アナログシンセサイザー界のディファクトスタンダードともいうべきOct/V、MIDI OUT、USB、KORG volcaシリーズとの同期に適したSYNC IN /OUT、littleBits KORG Synth Kit用のlittleBits OUTを搭載していて、実に様々な環境でシーケンサーとして使う事ができます。
電源は電池かUSBバスパワーのみで、ACアダプターは無いようです。なるべく電池を使いたくない、また、シンセサイザー周りで未だパソコンの使用を躊躇している身には、たいへん残念な仕様です。まあ、素直にDAW環境を導入すれば済む話なのですけど…。
私としてはこのSQ-1を、先に触れたモッドシーケンス機能的にアナログシンセの各パラメーターの周期/径時変化のソースに使ったり、フライングジュピターの様なある規則性を持ったランダムトーン等に使いたいと思います。
なお、KORG SQ-1は単体機としての販売以外に、KORG MS-20M Kitに同梱されています。
平成27年1月26日追記。
KORG SQ-1の価格は10,000円(税別)、発売日1月28日。
KORG SQ-1
http://www.korg.com/jp/products/dj/sq_1/
KORG SQ-10
https://www.korg.co.jp/SoundMakeup/Museum/VC-10/
by manewyemong
| 2015-01-22 17:22
| シンセワールド
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