Roland FA06、FA08が出ます
NAMM 2014まではまだ日があるのですが、平成26(2014)年1月15日、ワークステーション機Roland FA06、FA08が発表されました。
既に日本のローランドのサイトに両機の記事がアップされているので、それを見ていきたいと思います。
詳らかな記述はRoland FA06、FA08試奏記(1)、Roland FA06、FA08試奏記(2)にまわしたいと思いますが、価格等、その後判明した事をこの記事に加筆していく可能性があります。
FA06とFA08の違いは、前者がシンセタイプ61鍵、後者がハンマーアクションタイプのアイボリーフィールG88鍵。重量はFA06が5.7kg、FA08が16.5kgといずれも軽量ですが、特にFA06の軽さが際立っています。
仕様はFA06、FA08で共通しています。Roland Fantom GのオプションボードARXシリーズとして登場し、現在Roland JUPITER-80、JUPITER-50に採られているSuperNATURALと、Roland XV-5080級PCMとを併装したシンセサイザーエンジン、MIDIシーケンサー等、ワークステーション機としての性能そのものは上級機並みだと思うのですが、筐体がプラスチックらしい事、鍵盤にアフタータッチが無い事等を鑑みると、あるいは意外に価格が抑えられたモデルなのかもしれません。
ちなみに私は筐体に関して、アルミよりプラスチックの方が好きです。軽量化できるのと、筐体の色に原色系ポップカラーを採った場合、くすまず映えるからです。ワークステーション機KORG M50のカラーバリエーション、アナログモデリングシンセサイザーstudiologic sledgeが良い例です。
フロントパネルのレイアウトは、Roland Fantom X、Fantom Gに似ています。つまり、フロントパネル左寄りに演奏操作子、画面下及び右に音色設定操作子。
ただしアルペジエータやMIDIシーケンサーの操作子は、これらのモデルでは画面より左側にあったはずですが、FA06とFA08では音色設定関係のさらに右に移っています。
FA06の鍵盤は、あるいはローランドの10万円を切るPCMシンセのそれと同じものなのかもしれませんが、それらと同価格帯のコルグシンセのペナペナした感触より、剛性はあると思います。
FA08のアイボリーフィールG鍵盤は、既にローランドのデジタルピアノの中に、採用されているモデルがあります。
Fantom X、Fantom Gにあったダイナミックパッドは、サンプラーパッドとして継承されています。このサンプラーパッドが、Fantom X、Fantom G同様テンキーとして使えるのか否か分かりません。音色設定をつまみやスライダーではなく、INC/DECボタンとテンキーで行いたい私としては、継承していてほしい機能です。
フロントパネル上の「06」「08」のロゴ、アサイナブルつまみの縁(ふち)、ダイヤルの出っ張り、サンプラーパッド、ベンダーレバーの基部が、赤く光る様になっています。BKカラーの筐体に映える赤だと思います。
液晶画面はタッチビューではないのですが、カラーになっています。私はタッチビューよりも、ポインタをタブボタンやカーソルボタンで動かす方が好きなのですけどね。画面のスクリーンセーバーの金色の鳥、私は「古事記」等日本神話に出てくる金のトビを想起しました。
SuperNATURALシンセサイザーに関してRoland JUPITER-50試奏記で、
FA06、FA08のSuperNATURALは、アコースティックトーンの楽器モデルの数が減るようです。私としては特に吹奏系や撥弦系民族楽器で、SuperNATURALを試してみたいと考えているので、継承してほしいと思っています。
ローランドさんは、既にシンセサイザーを商機の埒外と見なし始めたのかと思った時期もあったのですが、今回のRoland FA06、FA08の登場で、私のようなワークステーション機の豊富なパラメーターを駆使してしか自分の音色を実現できない人間を、お見捨てではない事に安堵いたしました。
Roland FA06、FA08試奏記(1)、Roland FA06、FA08試奏記(2)へ続きます。
平成29(2017)年6月20日追記。
既に日本のローランドのサイトに両機の記事がアップされているので、それを見ていきたいと思います。
詳らかな記述はRoland FA06、FA08試奏記(1)、Roland FA06、FA08試奏記(2)にまわしたいと思いますが、価格等、その後判明した事をこの記事に加筆していく可能性があります。
FA06とFA08の違いは、前者がシンセタイプ61鍵、後者がハンマーアクションタイプのアイボリーフィールG88鍵。重量はFA06が5.7kg、FA08が16.5kgといずれも軽量ですが、特にFA06の軽さが際立っています。
仕様はFA06、FA08で共通しています。Roland Fantom GのオプションボードARXシリーズとして登場し、現在Roland JUPITER-80、JUPITER-50に採られているSuperNATURALと、Roland XV-5080級PCMとを併装したシンセサイザーエンジン、MIDIシーケンサー等、ワークステーション機としての性能そのものは上級機並みだと思うのですが、筐体がプラスチックらしい事、鍵盤にアフタータッチが無い事等を鑑みると、あるいは意外に価格が抑えられたモデルなのかもしれません。
ちなみに私は筐体に関して、アルミよりプラスチックの方が好きです。軽量化できるのと、筐体の色に原色系ポップカラーを採った場合、くすまず映えるからです。ワークステーション機KORG M50のカラーバリエーション、アナログモデリングシンセサイザーstudiologic sledgeが良い例です。
フロントパネルのレイアウトは、Roland Fantom X、Fantom Gに似ています。つまり、フロントパネル左寄りに演奏操作子、画面下及び右に音色設定操作子。
ただしアルペジエータやMIDIシーケンサーの操作子は、これらのモデルでは画面より左側にあったはずですが、FA06とFA08では音色設定関係のさらに右に移っています。
FA06の鍵盤は、あるいはローランドの10万円を切るPCMシンセのそれと同じものなのかもしれませんが、それらと同価格帯のコルグシンセのペナペナした感触より、剛性はあると思います。
FA08のアイボリーフィールG鍵盤は、既にローランドのデジタルピアノの中に、採用されているモデルがあります。
Fantom X、Fantom Gにあったダイナミックパッドは、サンプラーパッドとして継承されています。このサンプラーパッドが、Fantom X、Fantom G同様テンキーとして使えるのか否か分かりません。音色設定をつまみやスライダーではなく、INC/DECボタンとテンキーで行いたい私としては、継承していてほしい機能です。
フロントパネル上の「06」「08」のロゴ、アサイナブルつまみの縁(ふち)、ダイヤルの出っ張り、サンプラーパッド、ベンダーレバーの基部が、赤く光る様になっています。BKカラーの筐体に映える赤だと思います。
液晶画面はタッチビューではないのですが、カラーになっています。私はタッチビューよりも、ポインタをタブボタンやカーソルボタンで動かす方が好きなのですけどね。画面のスクリーンセーバーの金色の鳥、私は「古事記」等日本神話に出てくる金のトビを想起しました。
SuperNATURALシンセサイザーに関してRoland JUPITER-50試奏記で、
私がシンセサイザーで行っている事に関して、仮に1台で事を為す必要に迫られた場合、JUPITER-50はその目的から外さざるを得ないのですが、ワークステーション機に添える形でなら、様々な用法を考える事が出来るモデルです。
としたのですが、FA06、FA08はXV-5080タイプのPCM音源をも載せている事もあり、私が考えている様々なシチュエーションに充てる事ができると思います。
FA06、FA08のSuperNATURALは、アコースティックトーンの楽器モデルの数が減るようです。私としては特に吹奏系や撥弦系民族楽器で、SuperNATURALを試してみたいと考えているので、継承してほしいと思っています。
ローランドさんは、既にシンセサイザーを商機の埒外と見なし始めたのかと思った時期もあったのですが、今回のRoland FA06、FA08の登場で、私のようなワークステーション機の豊富なパラメーターを駆使してしか自分の音色を実現できない人間を、お見捨てではない事に安堵いたしました。
Roland FA06、FA08試奏記(1)、Roland FA06、FA08試奏記(2)へ続きます。
平成29(2017)年6月20日追記。
平成29(2017)年6月20日、ローランドはFAシリーズの76鍵機、FA07を発表しました。
FA07は単にFA06の76鍵機ではなく、ベロシティありアフタータッチ無しのセミウェイテッド鍵盤を採っています。
by manewyemong
| 2014-01-15 19:13
| シンセワールド
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