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KORG KRONOS LSが発表されました

 平成28(2016)12月15日、コルグはワークステーション機、KORG KRONOS LSを発表しました。

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 KRONOS LSは、先の2016楽器フェアのおり、ARP ODYSSEY FSとともに参考出品されました。

 KRONOS LSは88鍵機のみで、その鍵盤は新たに設計されたLS鍵盤です。これまでKRONOS 8873で採られてきたハンマーアクションタイプのRH3ではなく、セミウェイトタイプのいわゆるシンセ鍵盤なのですが、KORG M3 KYBDアセンブリやKRONOSの61鍵機で採られてきた鍵盤よりも、ベロシティの制御がし易いようです。ただし、アフタータッチはありません。

 鍵盤がハンマーアクションタイプではない事もあり、KRONOS LSの重量は、17.8kg。KORG TRITON STUDIO 61の17.2kgとあまり変わりがありません。

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 筐体の色は阪急電車の車体のような上品な色をしています。

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 側面の化粧板の模様は、某社電気ギターのボディを彷彿とさせます。この化粧板は木製であるが故に、KRONOS LSの各個体毎の木目等に微妙な違いが出るようです。

 また、システムは3.1で、これは今後、これまでのKRONOSシリーズと共用されるものと思われます。つまり、KRONOS LSのシンセサイザーエンジンやシーケンサーといった仕様は、これまでのKRONOSシリーズと同じです。コルグ及びサードパーティ製のサウンドライブラリも使えるはずです。鍵盤の所で記述した通り、KRONOS LSの鍵盤からアフタータッチを採る事はできません。


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 KORG KRONOS LS、発売日平成28(2016)年12月24日、価格278,100円(税込)。


平成28(2016)年12月25日追記。

 数分ですがKORG KRONOS LSに触れることができました。M3 KYBDアセンブリ-61、73やKRONOS 61の鍵盤に比して、鍵盤を押し下げる時に若干のコツコツ当たる感じがある他は、感触そのものにあまり違いが無いような気がしました。

 私はM3 KYBDアセンブリ-61、73やKRONOS 61の鍵盤とならんで結構気に入ったのですが、シンセサイザー使用の第一目的がピアノの真似だという人にとっては、感触の剛性に物足りなさを感じるかもしれません。

 私が試奏させていただいた楽器店さんは、すぐ横にRH3鍵盤のKRONOS 2 73、88が設置されていたのですが、可搬性以外にLSの優位性を見出せませんでした。しかしながら価格はLSの方が上でした。


平成29(2017)10月11日追記。

 平成29年5月2日、NU茶屋町5Fのイシバシ楽器梅田店さんが、同ビル2Fでシンセや電子ドラムの特別展示をされたおり、撮らせていただいた画像を追加しました。

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KORG KRONOS LS
http://www.korg.com/jp/products/synthesizers/kronos2_ls/

by manewyemong | 2016-12-15 15:19 | シンセワールド | Comments(0)