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シンセサイザーの買取/販売店implant4さん

 先日、大阪高等裁判所の北側の西天満という街を歩きました。場所柄、弁護士事務所や司法書士事務所の他に、画廊や骨董屋が並ぶ不思議な街です。

 ふと1階が酒屋の雑居ビルの2階の看板を見ると、以前ネットのデジマートで中古シンセを検索していて目にした薄緑色のナメクジマークがありました。それが中古シンセサイザーの販売店implant4さんを見つけるきっかけでした。昨年秋の創業だそうです。

 酒屋の横の階段を上って店内に入ってみると、私が大阪市内や東京都区内で見てきた中古電子楽器店とは随分趣きが違っていました。これまでスペースの有効利用を考えてかシンセが無造作に所狭しと並べられていてホコリをかぶっているような店もありましたが、implant4さんの店内にあったシンセはいずれもきれいに手入れされていました。私が試奏したシンセはどれも音質や手指との接点の感触の状態がよく、チェックが行き届いているのが分かりました。

 また、シンセの展示の仕方そのものがアートっぽいというか、シンセを買ってくれというより、まず店内全体をアート空間のように演出しているように思えました。実際、店の奥にアートギャラリーとして貸し出す事を目的としたスペースがあり、オブジェが一つ置かれていました。

 店の方は「電子楽器は単なる家電とは違う。新しいほど良いとは限らない。大量消費社会の図式はあてはまらない」とおっしゃっていましたが、そのお考えはシンセの展示の仕方にも活きているように思えました。

 我々には茶道具やヘラブナ釣りのウキ、日本刀、甲冑といったものを、単にその目的の道具としてだけではなく、それそのものを芸術品として捉える感性がありますが、implant4さんはそんなイメージをも併せて、商品たるシンセを展示されているように思えます。だからこそ創業の地を、画廊や骨董屋の並ぶ西天満にされたのかもしれません。

 私がかつて所有していたKORG Mono/Poly(KORG Legacy Collection Mono/Poly THE NAMM SHOW 2007参照)やRoland SH-2、SH-101(Roland SH-101回顧記1Roland SH-101回顧記2参照)の在庫があり、10数年ぶりに弾いてみたのですが、今更ながら各々のシンセの持つ独特の妙味は、他の機種では替えがたいものだなと実感しました。

 東京にいた頃愛用したKORG TRINITY pro Xに対する懐かしさもあり、店にあったTRINITY proをかなり長い間触らせていただいたのですが、TRITONよりもTRINITYの方が私の好みにあっていました。オシレータ波形の数は前者には叶わないのですが、後者は素直に発声している感じがしました。

 店内には他に23年余の歳月が止まっていたとしか思えないような状態の国産初のMIDIシンセRoland JX-3Pとそのアナログ操作ユニットPG-200、そして売りモノかどうかは分かりませんが10モジュールのRoland SYSTEM 100MやTEISCO(テスコ)のシンセまでありました。

 このブログをご覧の方の中にはシンセサイザー趣味のある方もいらっしゃると思いますが、一度、implant4さんに足を運んでみてはいかがでしょうか。


implant4 synthesizer shop + gallery space
http://www.implant4.com/
by manewyemong | 2006-02-09 22:35 | シンセサイザー | Comments(0)
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