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店頭で喜多郎mini KORG 700Sリードを作る方法(M3の場合)

 KORG M3のプリセット音Espress Leadをほんの少しいじる方法を記します。もちろん完全なものではありませんし、各店頭展示機の設置環境の違いや試奏する人の奏法の違いによる、出音の差異等を考慮してください。それと予め喜多郎mini KORG 700Sリードをご覧いただきたいと思います。

 Espress LeadはM3以外に、KORG TRINITY/TRITONシリーズ、KARMAOASYSTRM50KRONOSに入っています。

 M3の場合バンクCの061です。他のコルグのワークステーション機を使う場合、カテゴリーLeadSynthの中から探してください。

 まずBasic/DT/CtrlsのProgram Basicでオシレータモードをシングルにします。喜多郎mini KORG 700SリードはVCOを一つしか使っていません。Voice Assign Modeはモノのままで、スタッカート/レガートのタイトな弾き分けに自信が無い場合、レガートのチェックを外してください。Controllers SetupのSW2をSW2 MODに変えます。これはジョイスティックのそばのアサイナブルボタン2で、後で設定するオートベンド(ピッチEG)のオンオフを切り替える為です。

 OSC/PitchのOSC1 Basicで波形を0646 Pulse-33%に変えてください。M3以外のコルグのワークステーション機の場合はカテゴリーSingle Wave内を探してください。この波形選択が最大のミソです。オクターブを+1[4']にし、Tuneを-0002から0000にしてください。これはEspress Leadが本来デュアルモードでOSC1が-0002、OSC2が+0002とディチューンがかかっていた名残です。

 OSC1 PitchのPitch EGのIntensity(かかり具合)を0、オルタネートモジュレーションソースをSW2、オルタネートモジュレーション側のIntensityを+8.40にします。これもオートベンドのオンオフをSW2で行う為の設定です。LFO1 Int(ビブラートの深さ)を+00.33あたりにします。ポルタメントを使う場合、SW1にポルタメントのオンオフがアサインされていますからオンにしてタイムを調整してみてください。ポルタメントモードはレイトになっていますがこれはそのままにしてください。ピッチEGはスタートレベルを-49、アタックタイムを23にしてその他の要素を全部0にしてください。

 Filter1をSingle、フリケンシーを26あたり、レゾナンスを0にし、フィルターEGのアタックタイムを14、リリースを7あたりにしてください。EGに関してアンプ部でも同じ設定変更で結構です。

 Amp1/Driver1は、ドライブ及びローブーストを0にしてください。それとたしかパンポットが右寄りの状態(Rxx)になっています。これもEspress LeadがデュアルモードでOSC1が右寄り、OSC2が左寄りに振られていた名残です。64を入れるとステレオ音場の中央に来ます(C064)。

 OSC1 LFO1は、フェイドタイムを10、ディレイタイムを14あたりにします。

 インサーションエフェクトは邪魔なので全て外してください。Insert FX Setupのオンになっている所を指で触れるとオフに変わります。マスターエフェクト2はスムースホールというリバーブになっているはずですが、これのWet/Dryでエフェクト音と原音のバランスを変えてみてください。

 以上程度のエディットでも出音に関して、喜多郎さんのmini KORG 700Sによるリード音のシミュレーションの目処が立ったように思えるのですがどうでしょうか。もちろんオルタネートモジュレーション等コルグのワークステーション機の仕様を活かして、最終的には自分の音に作り込んでいく事を期待しています。私のKORG TRITON Le 61の各パラメーターは、この記事で挙げたものとはかなり違ったものになっています。プリセット音のエディットではなく、各所にオルタネートモジュレーションを駆使したり、自分の手指に合うように一から設定した結果です。

 店頭で喜多郎mini KORG 700Sリードを作る方法(Roland SH-201の場合)に続きます。
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by manewyemong | 2007-07-27 22:37 | シンセサウンドメイクアップ | Comments(0)

「あのシンセサイザー奏者が出しているあのシンセサイザー音はあのシンセサイザーで出してんのか!いっちょあのシンセサイザー買いにいくか!」よりも、「価値あるものを買うのではなく自分で価値を作れる人間は強い」(岡崎武志「女子の古本屋」より)でありたいと思います。


by manewyemong