特別展「皇室の名宝-日本美の華-」を観ました
10月4日から6日まで東京に滞在していたのですが、上野の東京国立博物館平成館で6日から始まった特別展「皇室の名宝-日本美の華-」を、観に行くことができました。
初日だったのですが、開場直後に着いたことと、東京は前日から雨だったこともあり、さほど混んでいなかったので本当にゆっくり観賞することができました。
先の記事にも書いたのですが、この特別展は会期が二つに分かれていて、私が今回観賞したのは第1期「永徳、若冲から大観、松園まで」の方です。
やはり伊藤若冲の「動植綵絵」と狩野永徳の「唐獅子図屏風」は、特に多くの人々が見入っていたのですが、今回の特別展で私が最も気に入ったのは、安土桃山〜江戸期に描かれたと思われる、「萬国絵図屏風」という六曲二双の屏風絵です。
南蛮との交流で得た絵画技法と世界に関する情報を用いながらも、私の好きな日本風味のデコラティブ感が現れていると思います。
南蛮貿易が盛んだった時代、屏風は日本からの輸出品の一つでした。「BIOMBO(ビオンボ)/屏風・日本の美」でも記したのですが、スペイン語のビオンボ、ポルトガル語のビオブは、日本の屏風(びょうぶ)が語源だそうです。
晩秋の東京が好きなこともあり、2期も行けたらなと思っているのですが…。
初日だったのですが、開場直後に着いたことと、東京は前日から雨だったこともあり、さほど混んでいなかったので本当にゆっくり観賞することができました。
先の記事にも書いたのですが、この特別展は会期が二つに分かれていて、私が今回観賞したのは第1期「永徳、若冲から大観、松園まで」の方です。
やはり伊藤若冲の「動植綵絵」と狩野永徳の「唐獅子図屏風」は、特に多くの人々が見入っていたのですが、今回の特別展で私が最も気に入ったのは、安土桃山〜江戸期に描かれたと思われる、「萬国絵図屏風」という六曲二双の屏風絵です。
南蛮との交流で得た絵画技法と世界に関する情報を用いながらも、私の好きな日本風味のデコラティブ感が現れていると思います。
南蛮貿易が盛んだった時代、屏風は日本からの輸出品の一つでした。「BIOMBO(ビオンボ)/屏風・日本の美」でも記したのですが、スペイン語のビオンボ、ポルトガル語のビオブは、日本の屏風(びょうぶ)が語源だそうです。
晩秋の東京が好きなこともあり、2期も行けたらなと思っているのですが…。
図録です。左が1期、右が2期のもの。各々2,000円。第1期と2期の図録を併せて買うと美しい紙袋が付いてきます。
片側が伊藤若冲の「群鶏図」(「動植綵絵」より)、
もう片側が俵屋宗達の「扇面散屏風」(部分)。この紙袋は単品で400円。
by manewyemong
| 2009-10-08 09:11
| 美
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