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 implant4さんでオルガン/ストリングスキーボード、Roland RS-09を試奏させていただきました。

 RS-09にはボタンの形状やロゴの色が異なる前期型/後期型とあるのですが、implant4さんには平成30(2018)年8月18日現在、両方の在庫がありました。今回試奏させていただいたのは前期型です。

 アナログポリフォニックシンセが一般化する以前、複合キーボードと呼ばれる製品が各社から出ていました。

 複合キーボードとは、キーアサイナー方式以前の独立発信方式のアナログポリシンセ、ストリングス、オルガン等の音源を、1台のキーボードに搭載したものです。

 内外のメーカーの主なモデルを挙げると、KORG DELTA(アナログポリシンセ/ブラス/ストリングス)、TRIDENT(アナログポリシンセ/ブラス/ストリングス)、moog OPUS 3(ストリングス、オルガン、ブラス)、YAMAHA SKシリーズ(アナログモノ/ポリシンセ/ストリングス/オルガン)等です。

 ローランドの場合、ストリングスキーボードRoland RS-505(ストリングス、ポリシンセ)、ボコーダーVP-330 Vocoder Plus(ボコーダー/ヒューマンボイス/ストリングス)がこれに当たります。
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 Organ/Strings RS-09は、同社Saturn SA-09(オルガン/ピアノ)とならんで、1979年の発売当初から店頭価格が10万円を切った複合キーボードでした。これらとアナログモノフォニックシンセSH-09とを併せて、ローランドの型番09シリーズは、10万円以下でも本格的な性能を持つラインナップでした。

 シンセサイザーに興味を持って初めて楽器店へ行った時、小学6年生だった私にとって比較的現実的な価格であり、操作が分かりやすそうなRoland SH-2、SH-09、そしてこのRS-09に触れた事を覚えています。

 同価格帯のシンセサイザーがいずれもモノフォニックである中で、RS-09の鍵盤「ソドミ」を押すと、本当に「ザー」という合奏音が「ソドミ」で出てきて感動しました。

 冨田勲さんのアルバム「ダフニスとクロエ」に、ストリングスキーボードRoland RS-202がクレジットされていた事も、RS-09に興味を持った理由の一つです。ちなみに冨田勲さんのRS-202は、次作「大峡谷」からはRoland SYSTEM-100M(2VCOモジュール112が18台組まれている)にとって替わられました。

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 RS-09は、独立発振方式によるポリフォニックでも、polymoog、KORG PS-3300等のような、シンセサイザー1式を鍵盤数分搭載しているのではなく、KORG DELTAのようなオシレータにあたる部分のみ鍵盤数分搭載し、以降を1系統に簡略化した、いわゆるパラフォニックとよばれる方式と思われます。

 トリガーは先着優先。アナログポリシンセのLFOをつぶやくで、後着優先のキーアサイナー方式のアナログポリシンセに、発声数分ではなく1系統のLFO故に、押鍵を加える度に発声中の音全てのLFOにリトリガーがかかってしまう事を記しましたが、独立発信方式で先着優先のRS-09では、逆に最初の押鍵のLFOやENVの径時変化の状態を、その離鍵が無い限り継承し続けてしまいます。ともに、ポリフォニックはともかく、ホモフォニック演奏には問題無いと思います。


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 RS-09には前期型と後期型があります。

 内部の事は分からないのですが、視認できる範囲で記すと、

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ボタンの形状が異なり、前期型が傾斜の向きでオン/オフを設定する、
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後期型はRoland JUPITER-8(画像は2016楽器フェアで展示された冨田勲さんの遺品)や、
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TR-808等と共通の形状で、オンでランプが点灯する、
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フロントパネル上の「Organ/Strings 09」「ORGAN」「STRINGS」のロゴの色が、前期型は白、
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後期型はオレンジ、といったところです。

 前期型と後期型でボタンの形状が異なるのは、VP-330でも同じです。
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 フロントパネルを見ていきます。
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 トーンはスライダーを上げるほど音色が明るくなります。アナログシンセサイザーのVCFのカットオフフリケンシーと異なり、下げ切っても音が聴こえなくなる事はありません。

 ビブラートは、オルガンとストリングスのビブラートのレイトとデプス、押鍵から設定したデプスに至るまでのフェイドインタイムを設定します。

 “ディレイタイム”となっていますが、試奏した結果、この時代の多くのアナログシンセがそうであるように、押鍵から効果がかかり始めるまでの時間ではなく、押鍵時から効果が設定値に達するまでの時間、つまりフェイドインタイムのようでした。

 Roland JP-8000からAIRA SYSTEM-8に至るローランドのアナログモデリングシンセのLFOに、ディレイタイムが無くフェイドインタイムだけなのは、この事を継承しているのかもしれません。私としては、アナログモデリングシンセはデジタルシンセなのだから、ディレイタイム/フェイドインタイムを併せて設定したいのですけどね。

 トリガーが先着優先のため、押鍵中、別の鍵盤を押鍵してもリトリガーがかかりません。


 トランスポーズは手前に倒すと1オクターブ下がります。
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 オルガンセクション。

 オルガンセクションを使用する場合、オルガンボタンを手前側に傾けます。

 4つのフィートスライダーで音色を作ります。どうも私にはドローバーオルガンよりもアナログシンセ臭のする音のように感じました。否定的な意味ではありません。ピアノやオルガンが好きではない私には、むしろ使える感じがします。

 トーンI、トーンIIは、前者はこもった音、後者はブライトな感じだったのですが、後期モデルの場合、ここがトグルスイッチではなく2つのボタンになっていて、両方をオンにすると トーンI/トーンIIを併せて発声することができました。前期モデルはトグルスイッチなのですが、 トーンI/トーンIIを同時に鳴らせるか否かチェックするのを忘れてしまいました。

 オルガンセクションにアンサンブルエフェクトをかけるか否かのトグルスイッチがあります。
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 ストリングスセクション。

 オクターブ違いの2つのストリングスのボタンがあり、両方を併せて発声させる事ができます。オルガンボタン同様、手前側に傾けるとオンになるのですが、右横のアンサンブルエフェクトのオン/オフのトグルスイッチは逆に手前に倒すとオフになります。

 ストリングスセクションにのみENVのアタックタイムがあります。

 トリガーが先着優先のため、ビブラート同様、押鍵中、別の鍵盤を押鍵してもリトリガーがかかりません。
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 オルガンとストリングスの両方に、リリースタイムを設定する事ができます。

 アンサンブルモードのトグルスイッチで、アンサンブルエフェクトの効果の大(I)/小(II)を設定します。

 チューニングつまみはいわゆるファインチューンで、これをひねってピッチベンドをしようとしてもレンジが狭すぎました。もちろん元々あくまでチューニングのための操作子です。
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 鍵盤。

 Roland SH-1SH-2といった、同時期の同社シンセと同じものと思われます。

 この個体の鍵盤に関して、発売40年近く経つにもかかわらず、状態はすこぶる良いと思います。
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 リアパネル側。
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 「RRoland」のロゴ。
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 端子群。

 音声出力はアンサンブルエフェクトを活かすためにステレオ出力です。

 RS-09が現行機だった頃、楽器店で設置されていた環境はスピーカー1つのモノラルだったのですが、今回試奏にあたって、implant4さんがステレオで鳴らせるようにしてくれました。RS-09の内蔵アンサンブルの効果を、製造が終わって数十年越しに確かめることができました。

 RS-09は簡素な構成であり、奏者やマニピュレータの音に対する発想力を汲んでくれるといった性質の電子楽器ではありませんが、やはりアナログらしい圧(お)してくる感じが音にありました。フットボリュームとリバーブ等の空間系エフェクターは必需だと思います。

 アマチュア向けのポリシンセが無い時代に、まがりなりにも和音が出せたRS-09やSA-09は、ほんの短い期間、時代の隙間を埋める役割を果たしたのではないでしょうか。短い期間ながら、特にアマチュアの作品のクオリティを上げる事に寄与した気がします。

 複合キーボードは、安価なキーアサイナー方式のアナログポリシンセ(Roland JUNO-6等)、さらにそのプログラマブル化(KORG Polysix、Roland JUNO-60等)、そしてデジタルシンセの一般化で廃れました。

 YAMAHA DX7が店頭に並んだ頃、まだRS-09やSA-09等の複合キーボードは同じフロアに置かれていた記憶があるのですが、その後、いつの間にか我々の目の前から消えていきました。

 しかしながら、Roland V-Comboシリーズ、nord stage/electroシリーズは、現代の複合キーボードといえるかもしれません。

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 平成28(2016)年、minimoog model Dが、かつてオリジナル機を製造したモーグ社自身によって数量限定で復刻され、その後、あっという間にその製造を終えた事は記憶に新しいのですが、平成30(2018)年7月6日、今度はminimoog model D walnutが発表されました。既に日本語のサイト及び取扱説明書(minimoog model D復刻機と同じ)が公開されています。

 minimoog model D walnutは、筐体が茶褐色のウォルナット材である事以外は、minimoog model D復刻機と同じのようです。

 以下、minimoog旧機と、minimoog model D復刻機/minimoog model D walnutとの相違点について記したいと思います。

 鍵盤に関して、minimoog model D復刻機/minimoog model D walnutには、イタリアFATAR社製の鍵盤が使われています。同社の鍵盤を採っているモデルには、Roland FA07、studiologic sledge等があります。ちなみに、かつてコルグはFATAR社製MIDIマスターキーボードの輸入代理店でもありました。

 minimoog model D復刻機/minimoog model D walnutの鍵盤には、ベロシティ、アフタータッチがあります。

 minimoog model D復刻機/minimoog model D walnutは、モジュレーションソースを、VCO3かフィルターEGか、ノイズかLFOかを選択するスイッチがあり、モジュレーションミックスで両者の混ざり具合を設定してディスティネーションへ送る形になっています。

 SEQUENTIAL CIRCUITS prophet-5にも、モジュレーションミックスと似たソースミックスという機能があるのですが、SEQUENTIAL prophet-6には継承されませんでした。

 宇宙戦艦ヤマト第1作から宇宙戦艦ヤマト2202に至るまで使われている、柏原満さんの手によるminimoogを使った効果音(「宇宙戦艦ヤマト復活篇」の音「宇宙戦艦ヤマト復活篇ディレクターズカット」の音参照)の中に、LFO(VCO3)とノイズを混ぜてディスティネーションへ送るモジュレーションミックス機能を活かした効果音がいくつかあります。

 また、喜多郎さんもこの機能を活かした効果音を使っています。実はよく聴くと、宇宙戦艦ヤマトの主砲の弾道(陽電子ビーム)が砲門から放たれる音と喜多郎さんのこの効果音とが似ていたりします。

 ヤマトの主砲の「ブズズズズズズズ」も、喜多郎さんの「プールルルルルルルルルッ」も、LFO(VCO3)の上昇型鋸歯状波とホワイトノイズをモジュレーションミックスで混ぜ、自己発振させたVCFに送っているのですが、上昇型鋸歯状波故にピッチが上がるのとカットオフが開く事でノイズの割合が増していく効果を利用しています。

 ただ、LFO(VCO3)は周期変化のパラメーターなので、繰り返しの間隔を毎度毎度奏者やマニピュレータが決める事はできませんでした。かつて私が持っていたminimoogは、喜多郎さんのよりもLFO(VCO3)のフリケンシーを最遅にしても速過ぎるので、繰り返しの間隔がせま過ぎました。

 この点、minimoog model D復刻機/minimoog model D walnutは、モジュレーションミックスのソースにVCF EGとノイズを充てられるので、鍵盤を押すと1回だけ「ブズズズズズズズ」「プールルルルルルルルルッ」を発声させるという事ができます。押鍵やシーケンサーの設定で間隔をその都度決める事ができます。

 minimoog model D復刻機/minimoog model D walnutのLFOは、ホイール付近にあるレイトつまみを引っ張り上げるか否かで三角波か矩形波を選びます。

 三つのVCOは波形の種類やVCO3がLFOになるといったminimoogの仕様を継承しています。ランプ(Ramp:傾斜)波があるので、喜多郎さんの「MYSTERIOUS ENCOUNTER」の出だしの音のシミュレーションに使えます。

 三つのVCO、ノイズ、外部入力のレベルやホワイト/ピンクのノイズの種別の選択を行うミキサー部も、minimoogと同じです。

 minimoog model D復刻機を買い損ねた人にとって、minimoog model D walnutという形で、再び新品のminimoogを手にする機会が与えられた事の意義は小さくないと思います。

 minimoog model D walnut、7月28日発売。価格422,280円(税込)。
 

minimoog model D walnut
http://www.korg-kid.com/moog/product-details/minimoog-model-d-walnut/

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 平成30(2018)年1月18日、コルグはプログラマブルアナログポリフォニックシンセサイザーKORG prologue(プロローグ)を発表しました。既に取扱説明書も公開されています。

 KORG prologueは、基本的なパラメーター構成やその配置、そしてオシロスコープにminilogueを感じるのですが、標準サイズの鍵盤やオーク材の化粧板等、より上級機らしい姿をしています。

 prologueには2モデルあり、49鍵機prologue-8の発声数は8、61鍵機prologue-16は16。鍵盤はともに日本製ナチュラルタッチ鍵盤で、ベロシティを採る事ができます。ベロシティを充てられるディスティネーションは、フィルターEGデプスと音量だけです。

 アフタータッチはありません。8声、16声のシンセの鍵盤にモノフォニックアフタータッチ機能を持たせるくらいなら、このprologueのように用途を割り振れるエクスプレッションペダルを挿せるようにしてくれた方がいい。ポリフォニックシンセの場合、アフタータッチもポリフォニックでなければ意味が無いと思います。

 prologue-8、prologue-16両機の違いは、prologue-16にのみ内臓エフェクターにアナログコンプレッサーがあります。フロントパネル右端に見えます。また、ティンバーやボイススプレッドの設定に関して、prologue-16には専用の操作子があるのですが、prologue-8はエディットモードに入ります。

 つまみやトグルスイッチの形状はminilogue由来のものなのですが、つまみにはどこを指しているかを視認しやすい白い線が入っています。

 鍵盤の左側ではなくフロントパネル上にあるコントローラーは、ピッチ/モジュレーションの二つのホイール。コルグのアナログシンセで二つのホイールを持つのは、昭和56(1981)年のKORG Mono/Poly以来です。続くPOLY-61、POLY-800はジョイスティックでした。

 ピッチホイールは文字どおりピッチのコントロールのみで、他の機能をアサインする事はできません。ピッチベンドレンジをダウン/アップ個別に設定できます。モジュレーションホイールはアサイナブルです。

 私はホイールよりコルグのジョイスティックやローランドのベンダーレバーの方がうまく使えるのですが、LFOにディレイタイムやフェイドタイムといった径時変化に関するパラメーターが無く、EGを充てる事もできないprologueのようなシンセの場合、手指を離すと勝手にニュートラル位置へ帰ってしまうジョイスティック/ベンダーレバーよりも、動かしたその位置へ留まるホイールの方が良いと思います。変調の径時変化にバーチャルパッチを介してEGを充てられるとはいえ、コントローラーがジョイスティックのKingKORGを試奏していてこの事を痛感しました。

 オン/オフのトグルスイッチは無いものの、minilogueと異なり、ポルタメントタイムのつまみがあります。ポルタメントはオフ、0〜127と変化します。オフと0を分けてくれています。minilogueのポルタメントのカーブはデジタルシンセ的なリニア変化でした。試奏するまで判らないものの、prologueのそれが非リニア変化である事に期待しています。

 minilogueのフロントパネルでは右端にあったボイスモードの効果のつまみが、prologueでは独立して左端に移っています。

 オシレータに関して、二つのVCO、そして、第3のデジタルオシレータとしてマルチエンジンがあります。

 VCOは、鋸歯状波、三角波、矩形波(非対称矩形波:PWを含む)があります。いずれもシェイプというパラメーターで波形を変調する事ができます。さらにLFOを充てる事で変化に周期変化を加える事ができます。

 ピッチにEGを充てる場合、minilogueがVCO2に対してのみだったものが、三つのオシレータ全て、VCO1と2のみ、VCO2のみを選ぶ事ができます。シンクロやリングモジュレータ、クロスモジュレーションの効果を複雑化する事やオートベンドに使えます。ピッチEGデプスはプラス値/マイナス値を設定できます。

 マルチエンジンは、ノイズジェネレータ、VPM、ユーザーの三つから一つを選びます。

 特にVPMはVCOと併せて使うと面白い効果を生んでくれると思います。

 ユーザーとは、ユーザーが書いたプログラムをアップロードする事ができるのだそうです。私が使う機会は無さそうです。

 奏者やマニピュレータが音色作りで最も独自性を発揮しやすいセクションは、このマルチエンジンではないでしょうか。

 オシレータミキサーにノイズジェネレータは無く、VCO1、VCO2、マルチエンジンのレベルを設定します。

 VCFはローパスフィルターなのですが、ローカットスイッチという簡便な形でですが低域をカットできます。

 現時点で断定はできないのですが、minilogueでは可能だったことや、オシレータミキサーが三つのオシレータの割合ではなくオシレータ各々のレベルを設定できるタイプであることから、VCFは自己発振すると思われます。

 EGデプスは、ポラリティスイッチでの切り替えではなくマイナス値の設定で、EGの効果をリバース曲線にする事ができます。

 minilogue同様、VCF EGをオートベンド(ピッチEG)にのみ充て、代わりにカットオフフリケンシーにアンプEGを充てる、つまり、フィルターとアンプでアンプEGを共用する事はできません。

 minilogueのEG MODスイッチに相当するパラメーターがprologueには無く、ビブラートやグロウル効果等のモジュレーションの径時変化のソースにEGを充てる事ができません。LFOのインテンシティを割り振ったモジュレーションホイールかエクスプレッションペダル、あるいはインテンシティつまみそのものを手操作するしかありません。

 LFOの波形はminilogue同様、矩形波、三角波、鋸歯状波のみ。ランダムやノイズはありません。

 効果のインテンシティに関して、シフトボタンを押しながら設定するとマイナス値になります。したがって、LFOの鋸歯状波は正逆とも使えます。

 EGの所でも触れましたが、LFOの効果の深さの径時変化に関するパラメータはありません。

 LFOのディスティネーションは、カットオフ(グロウル効果)、PWM等オシレータ波形の変調、ピッチ(ビブラート)のみです。そして、これらのうちのどれか一つのみを選ばなければなりません。

 内蔵エフェクターは、変調系(コーラス、アンサンブル、フェイズシフター、フランジャー)及び空間系(ディレイ、リバーブ)があり、各々さらにサブタイプという複数種のエフェクターがあります。同時使用数は変調系空間系とも1つです。

 コルグのアナログシンセサイザーにアンサンブルが載るのは、KORG PS-3200、Polysix以来ではないでしょうか。LFOによるオシレータ波形変調とアンサンブルを併せて使ってみたいと思います。

 その他、冒頭でも記しましたがprologue-16にはアナログコンプレッサーがあります。

 二つのティンバーは、KORG MS2000以来のアナログモデリングシンセ同様、レイヤーやクロスフェイド、スプリットはあるのですが、二つのティンバーのどちらか一つのみを鳴らすというモードが相変わらずありません。私としては、二つのティンバーの切り替えを、コルグのワークステーション機のアサイナブルボタンのオン/オフのイメージで使いたいのですけどね。

 ちなみにRoland JP-8000GAIA SH-01AIRA SYSTEM-8等、ローランドのアナログモデリングシンセの場合、ロワー/アッパー各々の発声する/しないを選ぶ(切り替える)事が出来ます。

 プログラムソートという機能があります。1〜8の八つのボタンに各々音色ソートの条件が割り振られていて、プログラム番号、カテゴリー、名称、使用回数、EGの設定、ランダムなどがあります。

 アルペジエータは、アップ、ダウン、アップダウン、ランダム、そして押鍵順が反映されるモードがあります。喜多郎さんがRoland JUPITER-4のアルペジエータで行っていたフライングジュピターをシミュレーションできます。

 足回りに関して、エクスプレッションペダルとダンパーペダルの端子があります。エクスプレッションペダルには様々なパラメーターを充てる事ができるのですが、ダンパーペダルは文字どおりサスティンだけです。ポルタメントのオン/オフ等、この端子に挿したフットスイッチを使ってやりたい事はたくさんあるのですけどね。

 KORG prologueは、ARTURIA MATRIXBRUTE、Dave Smith INSTRUMENTS PROPHET REV2、moog SUB 37のような、音色の径時変化のシナリオを緻密に組めるといったアナログシンセサイザーではありません。この点に関してminilogueから退化した点すらあるのは上で記した通りです。

 意地悪な見方かもしれませんが、音色作りの可能性はともかくprologueの発声数が8、16と比較的多い事に関して、
SEQUENTIAL CIRCUITS prophet-5より音色を作り込む事はできないが発声数は一つ多い
と強調するかのように、
“ Polysix ” “ JUNO-6
という名を日本のシンセメーカーが冠したアナログシンセ時代を思い出しました。21世紀の日本のアナログシンセメーカーの立ち位置は、20世紀と変わらないのかもしれません。

 しかしながらこれまで、単に安価で簡便なもの、復刻機、そして、何だか要領を得ない抱き合わせモデルばかりの日本の21世紀アナログシンセサイザーにあって、多少なりとも楽器に近づいたと思えるモデルが登場した感があります。

 私はアナログシンセサイザーの鍵盤数は、キーボードトラックを緻密に設定できない故に、49鍵が上限だと思っているので、導入するとしたらprologue-8という事になると思うのですけど、できれば右手用/左手用に1台づつ手にしたい気がします。


平成30(2018)年2月14日追記。

 KORG prologueの発売日平成30(2018)年2月24日(土)、税込価格prologue-8:162,000円、prologue-16:216,000円。


平成30(2018)年2月25日追記。

 昨日発売されたKORG prologue-16に触れてきました。ほんの数分だったのですが、チェックした事柄について列挙します。

 鍵盤はおそらくKORG M3の鍵盤部M3 KYBD アセンブリ-61、73、KORG KRONOS 61、KRONOS 2 61と同じものと思われます。コツコツ当たる感じが無い、私好みの鍵盤でした。

 操作子に関して、minilogueよりも間隔に余裕を持って配されているので操作しやすかった事や感触も良かったです。また、minilogueと異なり、最低値〜0〜最大値と変化するものに関して、「0」の位置にクリック感があります。minilogueは「0」を画面で視認する必要がありましたが、prologueは感触が伝えてくれます。

 ポルタメントのカーブはminilogueと異なり、本来のアナログシンセ的な非リニア変化でした。喜多郎さんがmini KORG 700S800DVで1オクターブ上へレガートしながらかける間延びした感じのポルタメントを違和感無くシミュレーションできました。

 ちなみに、喜多郎mini KORG 700Sリードシミュレーションのコツは、オシレータを一つのみ使いパルスウィズ33%(シェイプを330)にする事、フレキシブルEGをオートベンドに充てる、ディレイフェイドインビブラートはホイールにLFOのインテンシティを割り振り手操作で行う、です。

 モジュレーションホイールにLFOのインテンシティを充てた場合、モジュレーションホイールの効果はモジュレーションホイールレンジでの設定が、そして、LFOインテンシティの設定はそれとは独立して発声に反映されます。つまり、ホイールを手前に引ききっていても、モジュレーションはかかるという事です。

 prologueの内蔵エフェクターにアンサンブルがあるのですが、それを使って姫神せんせいしょんがKORG Polysixを使って出していたアンサンブル感のある笛の音をまねてみたところ、涼しげなあの感じを出す事ができました。PCMやアナログモデリングシンセでやるとどうしても輪郭に明瞭度が出すぎるきらいがあります。

 径時変化に関するパラメーターがminilogueよりも少なく、2本しかない腕を2本とも鍵盤に置くと、じっとした音色しか出せない。エクスプレッションペダルはあるものの、私の場合、片手は常時ホイールかつまみに添える事なり、したがってprologueを導入するとしたら、やはり61鍵機prologue-16ではなく、49鍵機prologue-8の方か…ただ、腕2本を鍵盤演奏に充てられないという事で、上の方で書いた
右手用/左手用に1台づつ手にしたい
は消えました。

 prologueに触れてみて思ったのは、コルグは“アナログシンセを指向する人はマニピュレーションに凝らない”と踏んでいるのだろうなという事でした。無論、コルグという企業には、音色を緻密に作り込める欧米のアナログシンセの輸入代理店であるという側面があり、あえてかち合う事を避けた、と見る事もできるのかもしれませんが…。

 私としては、ちょこちょこっと音色を作る事は、このprologue、minilogue等〜logueやvolcaといったアナログシンセサイザーに引き受けてもらって、今後のコルグのアナログモデリングシンセサイザーには、よりマニピュレーションに凝る方向へ舵を切ってくれればと思います。

 マニピュレーションで誰かの個性を汲む、反映させるといった指向で設計されたわけではなさそうなprologue。そういえば、かつてそんなシンセがあったなと記憶をたどったところ、ワークステーション機KORG M1に行き着きました。全く異なるエンジンを持つprologueは、1988年春発売のKORG M1の、影の30年記念モデルなのかもしれません。


KORG prologue
http://www.korg.com/jp/products/synthesizers/prologue/index.php

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 implant4さんで、Roland JD-XAを試奏させていただきました。

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 JD-XAの中古機に関して、発売からしばらく経って頒布されたフロントパネルのオーバーレイシートが被せられていないものが多いのですが、今回試奏させていただいた個体にはありました。早晩impalnt4さんのウェブサイトの在庫リストに載るはずです。

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 ハイブリッドシンセサイザーRoland JD-XAは、楽器見本市NAMM 2015で発表され、平成27(2015)年7月18日発売されました。

 NAMM 2015の第1報のおり、このシンセサイザーにアナログとデジタルの2つのシンセサイザーが載っている事と、BKカラーの筐体上を、赤くライトアップされた操作子群が覆っているという、ある種異様な姿に驚かされました。

 オールデジタルのシンセがソフトウェアにのみ込まれそうな中で、エンジン部分や操作にアナログシンセの要素を取り込む、あるいは完全にアナログシンセに立ち返るという試みは既にあったのですが、ローランドは他とは少し異なる形でその流れに乗った感があります。

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 Roland JD-XAをセクション毎に見ていきます。

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 鍵盤。

 SEQUENTIAL prophet-6Dave Smith INSTRUMENTS OB-6と同じ49鍵。SEQUENTIAL prophet-6が出ますで書きましたが、フィルターやアンプのキーボードフォローが傾斜しか設定できないアナログ/アナログモデリングシンセの鍵盤数は、この辺りが限度ではないでしょうか。これ以上になると、コルグのワークステーション機のキーボードトラックみたいに山や谷を設定できるのでなければ、高い方か低い方で使えない部分が出てきてしまうと思います。

 ベロシティ及びアフタータッチがあります。日本のメーカーのアフタータッチを載せたシンセサイザーで、JD-XAは今、最も安価なモデルです。

 今回もアフタータッチを試すのを忘れてしまいました。基本的に私がアフタータッチを使わないからだと思います。したがってJD-XAのアフタータッチがオン/オフのみなのか、押鍵の深度によって効果をコントロールできるのかわかりません。

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 鍵盤の裏におもりは貼られていないのですが、それでも好感触でした。しかしながらそれ以上に驚かされたのは、ローランドの鍵盤としてはけっこう静かであるという事です。

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 ホイール1、2。

 20世紀、ローランドのMIDIマスターキーボードRoland A-80、90、70で、ベンダーレバーとホイールの両方が載っていたのですが、JD-XAで久方ぶりに復活しました。

 ピッチベンドやモジュレーションだけでなく、プログラムエディットのアサインやトーンエディットでのマトリックスコントロールで、様々なディスティネーションを充てる事ができます。

 例えば、喜多郎mini KORG 700Sリードのシミュレーションに関して、ホイール1にピッチENVのデプスを充てる事により、オートベンドのモーメンタリースイッチとして使う事ができます。本来マニュアルピッチベンドの操作子たるホイールを、オートベンドに使うわけです。ただ、今回の試奏で実際に試したわけではないので、この方法が成功するか確信は持てないのですけど…。

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 ベンダーレバーその他コントローラー群。

 ローランドの伝統的なベンダーレバー、オクターブダウン/アップ、キートランスポーズ、アルペジエータのオン/オフ、そしてポルタメントタイムの設定子とオン/オフボタン。

 私はポルタメントのオン/オフはフットスイッチで行う事が多いのですが、それでも関連する操作子がベンダーレバーのそばに集約されている事は大変ありがたい。

 アナログシンセトーンのポルタメントのカーブは非リニア変化です。もちろんレガートの時だけかけるモードもあります。

 ピッチベンドレンジは、ダウン/アップ個別に設定できます。ローランドのアナログシンセでこれができるのは、本機とRoland JD-Xiだけです。私はこうでないと姫神風ピッチベンドができません。

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 パートセレクトボタン群。

 JD-XAのアナログシンセトーンは、4台のモノフォニックシンセをキーアサイナーを使って4声ポリフォニックシンセにしているわけですが、これ、例えばSEQUENTIAL CIRCUITS prophet-5が5台の、KORG PolysixRoland JUPITER-6が6台の、prophet-T8が8台のモノフォニックシンセが載っている事と共通しています。ただ、JD-XAは4台各々個別の音色を設定できて、ポリにしたり、ユニゾンにしたり、発声させるものとさせないものを切り替えるといった事ができます。

 喜多郎mini KORG 700Sリードのシミュレーション時、オートベンドの有る無し2つの音色を作り、この4つのアナログトーンセレクトボタンの内の2つを、オートベンドのオン/オフのトグルスイッチのように使うようにしてみました。ただ、JD-XAに載っている4台のアナログモノシンセに個体差があるが故に、セレクトボタンを2つオンにして2つの音色を同時にエディットする形では、これらに差異が出る事がわかりました。オシレータの所で記します。

 画像を上手く撮る事ができなかったので省略しますが、パートセレクトボタン群の下にマスターボリュームつまみ、その右に音色名やパラメーターを表示するディスプレイ、パラメーターを選択するカーソルボタン、パラメーターを1づつ増減できるマイナス(ディクリーメント)/プラス(インクリメント)ボタンがあります。

 フロントパネル上の操作子が動かされるとその現在値が表示され、次の操作があるまで持続されます。

 スライダーやつまみだけでなく、ディクリーメント/インクリメントボタンで設定値を仕上げる事ができるのは、神経質な私にとって大変ありがたい事です。

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 LFO。

 2つのLFOで一つの操作子群を共有していて、設定する側のLFOをセレクトボタンで選びます。

 ディスティネーション側の変調の深度もここで設定するのですが、PWM(パルスウィズモジュレーション)に関しては、パルスウィズディスティネーションでオシレータを選択すると、オシレータ側のPWMスライダーでデプスを設定できるようになります。パルスウィズディスティネーションはデジタルアクセスコントロールでのみの設定です。

 ここにフェイドタイムだけでなく、ディレイタイムもあればと思っています。ちなみにRoland JD-Xiの場合、ビブラートディレイというパラメーターがあります。

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 2つのオシレータ。

 ピッチは、例えばオシレータ1に対して2をディチューンするというのではなく、コース、ファインとも各々に独立して存在しています。アナログシンセながら、演奏中にピッチがおかしくなるという心配が無さそうな安定度でした。

 波形は一般的な鋸歯状波、矩形波、パルス波、三角波、サイン波です。

 昨今のアナログシンセの中には、アナログモデリングシンセのように波形を変調できるモデルが出てきているのですが、JD-XAはパルス波だけです。

 JD-XAの矩形波は、私が知っている矩形波とは大きく趣きが異なっています。むしろパルス波を選択してパルスウィズを10あたりにすると、私がよく使ってきた矩形波になりました。姫神がRoland SH-2で出す笛風の音は、こちらの波形の方がはるかに似ます。パルスウィズを0にすると矩形波選択時と同じ矩形波になります。私がJD-XAのアナログシンセトーンの矩形波を使う事はありません。

 パルスウィズもPWM(パルスウィズモジュレーション)も2つのオシレータで独立して設定できます。PWMのソースはLFOだけです。

 オシレータのサイン波はフィルターを自己発振させたものとは異なる、温かみのあるものです。歌の伴奏のイントロや間奏のリード音でよく使われるあの音です。

 恒例の喜多郎mini KORG 700Sリードのシミュレーションのヒントは、パルスウィズ37から53あたりで探す、です。その理由は、パートセレクトボタン群の所で記しましたが、JD-XAに載っている4台のアナログモノシンセには個体差があり、例えば仮にパルスウィズを「44」と設定しても、はっきり聴感的に感知できる4通りの異なる音色になります。

 JD-XAのSuperNATURALシンセトーンには、文字通りmini KORG 700、700Sの三角波から採ったと思われる三角波Bがあり、こちらを使う事をお勧めします。しかしながらこの場合、ポルタメントのカーブはリニア変化になります。

 PCMシンセRoland JUNO-DSのオシレータには三角波Bと同じものが、700トライアングルとして入っています。ワークステーション機FA06、07、08のオシレータには無く、Axialでも提供されていません。

 話をJD-XAに戻します。

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 ピッチENV及びオシレータミキサー。

 Roland JP-8000以来継承され続けている簡便なENV。オートベンドのソースとしては充分なのですが、ここにディレイタイムが加わってくれればと思っています。

 オシレータミキサーが2つのレベルの割合ではなく、各々のレベルを設定できるという事、言い換えればオシレータを使わないという設定も可能だという事です。

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 フィルター。大変不鮮明な画像で載せる事をためらったのですが…。

 3種のローパスフィルターとハイパス、バンドパスフィルターが使えます。カットオフフリケンシーのつまみのトップは赤く塗られています。

 オシレータミキサーでオシレータを無効化できる事からも分かるのですが、フィルターは自己発振します。

 私がRoland SH-101を所有していた頃、カットオフとレゾナンスを微妙に操作して、VCFが自己発振したりしなかったりするポイントを使って水滴や焚火のような音を作っていたのですが、JD-XAのフィルターの自己発振するしないの分水嶺ははっきりしていました。ただ、LFOの波形をサンプル&ホールドにしたところ、なかなかいい水滴の音を作る事ができました。

 キーボードフォローはマイナス値も設定できます。変化の傾斜を右肩上がり/下がりにできるという事です。

 ベロシティでのフィルターENVのかかり具合の設定は、デジタルアクセスコントロールで行います。

 またキーボードフォローを微調整するキーボードファインも同じくデジタルアクセスコントロールです。フィルターを自己発振させた音色で音階を弾く場合、重要になってくると思います。

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 アンプ部。

 トーンのレベル、音量の径時変化用のENVの操作子群。

 ベロシティで音量をコントロールできるのですが、その設定はデジタルアクセスコントロールです。

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 内蔵エフェクター操作子。

 トータル/マスターエフェクターのトータルコントロールやオン/オフ、言い換えればボタン操作で効果のカットイン/アウトができます。

 特に空間系はいつもながらローランドらしい内蔵エフェクター離れした質感だと思います。

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 リアパネル側の「R Roland」「JD-XA」 のロゴ。立体的なプレートが貼り付けられた形です。光が当たると銀色に反射します。社号をLEDで仄白く光らせるKORG KROSS 2より品があると思います。

 このRoland JD-XAを試奏した日、別の楽器店さんで、ARTURIA MATRIXBRUTE、そして、既に製造終了がアナウンスされたmoog SUB 37 tribute editionに、ほんの少しですが触れる事ができました。

 両機とも、ただのアナログシンセサイザーです。しかしながら、マニピュレーションの広大かつ緻密な可能性や、平易な操作感を実現しています。そして、価格もかつてのようなものではなく、手が届きそうな所まで下りてきています。

 JD-XAはクロスオーバーなシンセなのだそうですが、アナログシンセトーンとSuperNATURALシンセトーンの抱き合わせは、 fusion(フュージョン:融合)というより、confusion(コンフュージョン:混乱)を招いているような気がします。

 日本のシンセサイザーメーカーからも、ただのアナログシンセサイザー、しかし、音色の径時変化のシナリオを緻密に組む者、要するに私のような人間が、思わず乗りたくなるようなモデルが出てくれればと思います。

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 以下の4枚の画像は、平成29年5月2日、NU茶屋町5Fのイシバシ楽器梅田店さんが、同ビル2Fでシンセや電子ドラムの特別展示をされたおり、撮らせていただいた画像です。フロントパネルにオーバーレイシートは載っていません。

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Roland JD-XA
https://www.roland.com/jp/products/jd-xa/

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 平成29(2017)年9月9日、ローランドはRoland Boutique D-05を発表しました。

 Roland Boutique D-05は、昭和62(1987)年に発売されたローランド初の完全デジタルシンセサイザーD-50を、Boutiqueという形で再現したモデルです。

 「LA音源シンセサイザー」と銘打たれているのですが、D-50のシンセサイザーエンジンであるLA(Linear Arithmetic synthesis : リニアアリスメティックシンセシス)の回路そのものが入っているのではなく、DCB(Digital Circuit Behavior)によるモデリングです。

 2つの縦型リボンコントローラーがフロントパネル左端にある、オプションキーボードRoland K-25mが使える、電池駆動、スピーカー搭載といった他のBoutiqueシリーズのシンセモデルの特徴を継承しています。

 また、D-50には無かった、64ステップのシーケンサーやアルペジエータも載っています。

 ローランドのウェブサイトで「Experience The Roland D-50」という告知があった時点で、私を含め数多の人々がD-50のBoutique化、そして名称が「Boutique D-05」となる事を予想したと思います。

 私はBoutique D-05の姿が、Boutique JX-03が、JX-3Pそのものというより、そのプログラマPG-200を継承したように、D-50用プログラマPG-1000のようになるのではと想像したのですが、Boutique D-05はD-50のフロントパネルの雰囲気そのままでした。

 Boutique D-05のウェブサイトに、「オリジナルD-50を完全再現」とあるので、Boutique D-05にPCM素片の増装やパラメーター構成の変化が無いものと仮定して、D-50の取扱説明書を元に、リニアアリスメティックシンセシスについて触れたいと思います。それがBoutique D-05のシンセエンジンに触れる事につながると思うからです。

 Roland D-50は、1つの音色プログラムをパッチと呼び、パッチはアッパー/ロワーの2つのトーン、トーンは2つのパーシャルに細分化できます。

 パーシャルには、アナログシンセ的なシンセサイザーサウンドジェネレータか、PCMサウンドジェネレータかを充てる事ができます。2つのパーシャルには双方にシンセジェネレータ、双方にPCM、あるいは片方にシンセジェネレータ、もう片方にPCM等、リングモジュレータとの絡みも含めて7通りの組み合わせがあります。この組み合わせをストラクチャーとしています。D-50同様、Boutique D-05のフロントパネルには、7つのストラクチャーが図で示されています。

 ピッチENV、3つのLFOを、1つのトーン、つまり2つのパーシャルで共用しています。これらのパラメーターをコモンパラメーターとしています。

 レベル/タイム型のピッチENVは、コルグのPCMシンセと異なり、サスティンレベルが0に固定されていません。全てのパラメーターに規定値が無く、オートベンドの設定はよりフレキシブルです。このピッチENVは、今日のローランドのワークステーション機やPCMシンセに継承されています。

 3つのLFOはどれが充てられるかを、パーシャルのディスティネーション側で選択します。波形は三角波、鋸歯状波、矩形波、ランダムがあります。レイト、ディレイタイムがあるのですが、フェイドタイムはありません。また、デプスは0〜最大値なのですが、パーシャルパラメーターの側で正逆の設定ができます。したがって、鋸歯状波は上昇/下降型とも使えます。

 ちなみにRoland D-10、D-20のLFOにはディレイタイムが無かったのですが、ピッチENVのタイム1実行中はなぜかビブラートがかからないという仕様になっていたので、時にディレイタイムの代わりに使いました。

 パーシャルのパラメーターを見ていきます。

 シンセサイザーサウンドジェネレータは、オシレータ波形を矩形波、鋸歯状波から選び、PCMサウンドジェネレータは波形番号を指定します。

 この鋸歯状波は、実際は矩形波をフィルターに通した後、演算処理をもって作られているそうです。

 話がそれるのですが、KORG POLY-800は、鋸歯状波を選んでも'4以外をオフにすると矩形波になりました。また、minilogueはシェイプを最大値にすると矩形波になります。

 話をD-50に戻します。

 オシレータ波形が矩形波、鋸歯状波であってもパルスウィズを設定する事ができます。LFOを充ててPWMにしたり、ベロシティやアフタータッチでデューティー比をリアルタイム変化させる事もできます。

 フィルターは、TVF(タイムバリアントフィルター)となっていて、この呼び方は、後のJV/XPシリーズ、そして今日のFA、JUNO-DSに至るまで継承されています。なお、PCMサウンドジェネレータはTVFを通りません。

 コルグのデジタルフィルター(VDF:バリアブルデジタルフィルター)が、KORG M1、WAVESTATION、01/Wとレゾナンスが無かったのですが、TVFはD-50からありました。アナログシンセしか持っていなかった頃、借用したD-50やD-10で、レゾナンスを効かせ、そして次に記すレベル/タイム型ENVを活かした撥弦系の音色を作った時、VCFより溌剌感が出ていて、デジタルシンセの威力を実感したものです。

 フィルターには専用のENVがあり、2つのパーシャル個別に設定できます。ADSRではなくレベル/タイム型であり、ここでもデジタルシンセのありがたみをかみしめました。スタートレベルは0固定なのですが、リリースレベルはエンドレベルとして設定できます。

 アンプ(TVA:タイムバリアントアンプ)のENVも、TVF ENVと同じレベル/タイム型です。パーシャル毎に個別に設定できます。

 モジュレーションは、フィルター、アンプに関する設定を独立して行います。どのLFOをソースにするか、変調の深度、アフタータッチの効果を決めます。

 昭和56(1981)年にプログラマブルアナログポリフォニックシンセRoland JUPITER-8が出てきた時、100万円近く出してもこの程度の事しかできないのかというのが、当時中学2年生だった私の感想でした。

 その後、昭和58(1983)年春にデジタルシンセYAMAHA DX7が登場して、民生機でも広大な可能性が用意されたのですが、さりとて、そのマニピュレーションたるやそれまで私が蓄積した知識が活きず、別の意味での困難に遭遇しました。それを解決してくれたのは、マニピュレーションの緻密な可能性をもちながら、アナログシンセの知識が活きたRoland D-50でした。デジタルシンセがいよいよ自分の射程距離に入ってきた事を実感しました。

 ただ、遺憾ながら世間は必ずしも、このシンセの分かり易さに乗ったマニピュレーションをした訳ではありませんでした。DX7に続いてやたらとメーカープリセット音が聴かれるようになりました。私が最も耳にしたのは、アメリカのドラマ「Xファイル」のオープニング音楽のメロディの口笛のような音色です。

 Roland Boutique D-05がまたぞろ、
あのシンセサイザー奏者が出しているあのシンセサイザー音はあのシンセサイザーで出してんのか!いっちょあのシンセサイザー買いにいくか!
な扱いしかされないのであれば、この30年とは一体何だったのでしょうね。

 これも多くの人々が予想している事かもしれませんが、次にBoutique化されるシンセサイザーは、おそらくRoland JD-800ではないでしょうか。つまり、Roland Boutique JD-08。

 そういえば、Roland JD-800試奏記でも、
あのシンセサイザー奏者が出しているあのシンセサイザー音はあのシンセサイザーで出してんのか!いっちょあのシンセサイザー買いにいくか!
を書きましたね。
「楽をしたら、しただけの音しかしない」(冨田勲)。
 以前楽器店で、客の男性が中古のRoland D-50を鳴らしながら
「V-Synth XTのD-50音源とはやっぱちゃうね~」
等と連れの女性に言っているのを見かけたのですが、実際はD-50とMIDIを介してつながったV-Synth XTに内蔵されたVC-1(D-50シミュレータ)の音でした。
「V-Synth XTのD-50音源とはやっぱちゃうね~」
と言わしめた感性の正体って何なのでしょうね。


 Roland Boutique D-05、発売日は来る9月29日、価格は税込49,680円。


平成29(2017)年9月11日追記。

 本日、取扱説明書が公開されました。

 
Roland Boutique D-05
https://www.roland.com/jp/products/d-05/features/


Experience The Roland D-50
https://www.roland.com/jp/promos/d-50_30th_anniversary/

 Roland D-50発売30周年を記念しての、同機開発に携わった方々の証言集です。

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 平成29(2017)年9月1日、コルグはワークステーション廉価機KROSSの後継機、KROSS 2を発表しました。

 KORG KROSS 2には、通常色機KROSS 2-61-MB(スーパーマットブラック)、限定生産機KROSS 2-61-RM(レッドマーブル)、そして、NH鍵盤88鍵機KROSS 2-88(ダークブルー)があります。

 なお、国によっては、KROSS 2-61の量産型機のカラーリングがスーパーマットブラックではなく、KROSS 2-88と同じ、つまりKROSS 2-61-DB(ダークブルー)です。日本、欧州、北米、オーストラリアはKROSS 2-61-MB、それ以外はKROSS 2-61-DBのようです。理由はわかりません。

 KROSS 2発表と同時に、コルグのウェブサイトからKORG KROSS旧機の記事へのリンクが消えました。本稿執筆時点で、まだウェブサイトそのものは存在しているのですが、そこで製造終了が告知されています。

 本稿はKORG KROSS旧機との相違点を中心に書きたいと思います。

 KROSSでは内蔵MIDIシーケンサーの操作子のそばにあったアルペジエータやドラムトラックのオン/オフボタンが、フロントパネルの左端に来ています。私の場合、コードを左手で押さえる事が多いので、これらは旧機の位置にある方がありがたいのですけどね。

 KROSSには無かった、スイッチ、ノブ1、ノブ2の3つの演奏操作子があり、セレクトボタンによって役割を選択する事ができます。ただ、奏者やマニピュレータが演奏中に操作したいパラメーターを、自在にアサインできるわけではなく、役割を3つで1セットになった6セットから選びます。また、これら3つの操作子は、オルタネートモジュレーションソースリストには含まれていません。

 KROSSの場合、カテゴリーダイヤルの右にあったプログラム選択ダイヤルが、KROSS 2では無くなっています。カテゴリーを選択した後、プログラムを指定するのはバリューダイヤルで行います。

 KROSSでもプログラム指定にバリューダイヤルを使う事はできました。エンターキーで選択する音色を確定させると、バリューダイヤルで再び音色を変えてもカテゴリー内リストが表示されず音色名だけが変わるのですが、再びエンターキーを押すとリストが表示されます。リスト表示状態でエンターキーで音色を確定させないまま、メニューボタンを押してエディットモードの入ろうとすると、音色が確定した状態のメイン画面が表示されます。もう1度メニューボタンを押すと、エディットモードに入ります。

 カテゴリーダイヤルやバリューダイヤルに関して、KROSSの場合、パラメーターを微細に変える折のつまむ、大きくに変える折の指を乗せて速く回す、のどちらの動き(動かし)にも絶妙に追従してくれる、シンセサイザーの歴史上最も素晴らしい形状と感度だと思っているのですが、KROSS 2は、つまむ、の方向へ寄った形状をしていると思います。

 DEC(ディクリーメント)/INC(インクリメント)ボタンが無いKROSS、KROSS 2は、それ故にバリューダイヤルの繊細な追従性が求められるのですが、先に記した通りKROSSはその点満足がいくものでした。KROSS 2のバリューダイヤルがそれを踏襲している事に期待しています。

 カーソルキーが4つのボタンだったものが、押さえる位置によって方向を指定する1つの操作子へ変わっています。バリューダイヤルとの位置関係が、KROSSの場合真横だったものが、KROSS 2では斜め横になっています。バリューダイヤルがつまみに近い形状である事と併せて、試奏時に使い勝手をチェックしたいと思っています。

 液晶画面はフロントパネルと平行ではなく、より急な角度がついて筐体内部に凹んでいます。

 KROSS 2のルックスに興趣を添えている要素の一つともいうべき、16個の自照型パッドが2段に分かれて並んでいます。ステップシーケンサーの操作子やフェイバリットボタンである事は、KROSSのフロントパネル横1列に並んだ自照型ボタンと同じなのですが、KROSS 2はさらにサンプラーやオーディオプレイ機能のパッドにもなります。

 KROSS 2のシンセサイザーエンジンはEDS-iで、パラメーター構成もKROSSと同じです。最大同時発声数は120と大幅に増えています。

 オシレータ波形は、KROSSの約111MB、マルチサンプル421個、ドラムサンプル890個に対し、KROSS 2は約128MB、マルチサンプル496個、ドラムサンプル1014個に増装されています。

 私は基本的にはPCMシンセのオシレータ波形の数や精度にさほど関心が無いのですが、KROSS 2で増装されたオシレータ波形群の中には、「侘び寂びセット」「虚無僧セット」「フジヤマ(富士山)セット」「雅楽セット」等と読めるものがあります。民族楽器というか和楽器風の音を、多少なりとも生々しく出してみたいと思ってきた身には、ちょっと聴いてみたい波形群です。

 また、KROSS 2は、128MBの拡張PCMメモリにダウンロードという形で、オシレータ波形を増装できます。これが有償なのか、Roland Axialのような無償なのか等、詳らかな事はまだわかりません。

 内蔵マルチエフェクターに関して、残念ながらKROSS同様、空間系エフェクターはマスター2でのみの使用です。つまり、同時に2つ以上の空間系エフェクターを使えません。私としては、フットボリュームより前で空間系エフェクターを2つ使いたい局面があるのですけどね。

 KORG KROMEKingKORG、KROSSのリアパネル側の「KORG」のロゴに関して、「R」の文字の中の空きの部分が光るようになっていましたが、KROSS 2の場合、「KORG」のロゴ全体が白く光ります。グローバルモードのロゴライトブライトネスの部分で、輝度の増減、あるいは消灯を設定できます。

 足まわりに関して、旧機同様、ダンパーペダル、フットスイッチ、エクスプレッションペダルの端子があります。10万円を切るシンセに関して、フットスイッチかエクスプレッションペダルのどちらかを選択しなければならないものが多い中にあって、コルグワークステーション機は、KROSS、KROSS 2のような廉価機であっても、3つのペダルが使えます。サスティンペダルは全く使わないものの、フットスイッチやエクスプレッションペダルを多用する私としては、大変ありがたいことです。

 USBはこれまでのUSB-MIDIインターフェイスに加え、USB-オーディオインターフェイスの機能も持っています。パソコンだけではなく、iPad、iPhoneといったiOS端末にも対応しています。コルグワークステーション機に関して、上級機はともかく、廉価機でこの機能が載ったのはKROSS 2が初だと思います。

 パソコンベースのライブラリアンが用意されているモデルは今でも珍しくないのですが、KROSS 2はここ数年の間に出たシンセとしては久方ぶりに、エディタ、プラグインエディタも用意されています。エディタに関して、他社機ではすっかり見なくなり、また、コルグでもKingKORGにはありません。

 コルグワークステーション廉価機のヘッドホン端子は奏者側左端にあり、KROSS 2-88もそれを踏襲しているのですが、KROSS 2-61-MB、KROSS 2-61-RMはリアパネル側にあります。

 KORG KROSS発表時、KROSS-61の4.3kgよりも、KROSS-88の12.4kgという本体重量に驚かされたのですが、KROSS 2は逆に、KROSS 2-88の12.3kgよりも、KROSS 2-61の3.8kgに目を見張りました。500グラムも軽量化されています。

 21世紀に入ってコルグは、KORG TRITON Leに始まるワークステーション廉価機を秋に発売する事が多く、TRM50、KROMEと続きました。

 私は、平成24(2012)年のKROMEから4年経った昨年秋に、同機後継機が発売されるものと踏んでいました。しかしながら、実際は今秋、KROSSの後継機KROSS 2が発売されます。あるいはKROME、KROSSとあった廉価機をKROSS 2という形で統合するのかなとも思えます。

 ただし、来るNAMM 2018あたりで、私のその考えが否定されるような事があるのかもしれません。コルグのジョイスティックを、ホイールやベンダーレバーといった他のどのコントローラーよりも気に入っている者としては、KROMEにも続きがあってほしいのですけどね。

 税込価格はKROSS 2-61-MB、限定生産機KROSS 2-61-RMが79,920円、KROSS 2-88が118,800円。発売日は9月24日。


平成30(2019)年5月11日追記。

 日本以外のコルグの各国・地域のサイトで、KORG KROSS 2-61の生産限定カラーバリエーション機、pure white limited edition KROSS 2-61-WHが紹介されています。筐体が白づくめです。どうせなら黒鍵も白色だったらと思うのですけどね。


平成30(2018)年5月18日追記。

 日本以外のコルグのサイトで紹介されているKORG KROSS 2-61のpure white limited edition KORG KROSS 2-61-WHは、日本ではKROSS 2-61-SCとして島村楽器さんから発売されるようです。ソフトケースとSDカード TRITON for KROSS2が付属します。発売日5月26日。

 同じく同店からのみ発売されているRoland FA06-SCに関する記述がローランドのサイトに無いのと同じく、KROSS 2-61-SCの情報は日本のコルグのサイトにありません。

 ちなみに今、KROSS 2-61-SC同様、KROSS 2-61-MBも、ソフトケースが同梱されています。本体はコルグの廉価機の多くで採られている銀色の箱に、さらにその箱とビニールに入ったソフトケースが一つのダンボールに入っています。

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KORG KROSS 2
http://www.korg.com/jp/products/synthesizers/kross2/


KORG KROSS
http://www.korg.com/jp/products/synthesizers/kross/

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