「DEGITAL TRIP さよなら銀河鉄道999シンセサイザーファンタジー」

 「交響詩さよなら銀河鉄道999-アンドロメダ終着駅-」リリースの後、作曲者東海林修さんご自身の手によって、この作品をシンセサイザーでアダプトしたアルバム、「DEGITAL TRIP さよなら銀河鉄道999シンセサイザーファンタジー」が発表されました。

 手弾きよりもデジタルシーケンサーRoland MC-8のテンキーによるステップ入力での打ち込みがメインの無機的な演奏、ざらついた質感の金属的な音、空気感が感じられない空間系エフェクトの処理…。当時私が聴いていた冨田勲さんや喜多郎さん、あるいは後に聴き始める姫神せんせいしょんとは全く違う、およそ一般的な意味での情緒らしい情緒が排された音世界が広がっています。

 私にとって繰り返し聴く性質の音楽ではありません。しかしながら時々無性に聴きたくなる音楽であり、その機会を待っていたのですが、今回のCD化によって実現しました。

 収録曲は「未知への旅」「幽玄なるラーメタル」「最後の審判」「青春の幻影」「光と影のオブジェ」「運命の女」「約束の地」「サヨナラ」。「交響詩さよなら銀河鉄道999-アンドロメダ終着駅-」とはタイトルが異なっているナンバーがあります。

 使用機材はシンセサイザーARP 2600(電氣蕎麦さん参照)、Oberheim Synthesizer Expander Module(Tom Oberheim SEM-PRO、SEM with MIDI to CVを見ました参照)、Roland SYSTEM-700、JUPITER-8。ボコーダーRoland VP-330 Vocoder Plus(うねりを帯びた男声風パッド音参照)。ストリングスキーボードRoland RS-505、Solina String Ensemble。エレクトリックピアノFender Rhodes、YAMAHA CP80、リズムマシンRoland TR-808。デジタルシーケンサーRoland MC-8。

 コロムビアレコードはこの後、東海林さんはじめ錚々(そうそう)たるシンセサイザー/キーボード奏者によるアニメーション作品のBGMのシンセ化アルバム、「デジタルトリップ」シリーズを発表していきます。“デジタル”の語彙を冠していますが、実際はまだアナログシンセサイザーが全盛期であり、今日的に表現すればアナログトリップということになるのかもしれません。このシリーズのCDによる再発を待ちたいと思います。

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 LP時代を彷彿とさせる紙ジャケット、帯、そしてCDのデザイン。

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 Roland SYSTEM-700とMC-8。左端にはローランドのテープエコーとヤオヤ(Roland TR-808)。


DIGITAL TRIP ~さよなら銀河鉄道999 シンセサイザー・ファンタジー~
(Colombia Myusic Entertainnmenntより)
http://columbia.jp/prod-info/COCX-36079/

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by manewyemong | 2010-04-01 10:14 | アニメーション映画 | Comments(0)