KORG KRONOS(1)

 コルグのトップページに“KRONOS”なる告知が…及びKORG KRONOS(THE NAMM SHOW 2011)第1報からの続きです。

 THE NAMM SHOW 2011が開幕しました。既に日本のコルグのサイトにも、KORG KRONOSに関する情報がアップされています。それを元に記事を書きたいと思います。

 ここKORG KRONOS(1)では主にマン/マシンインターフェイスの部分を、KORG KRONOS(2)ではシンセサイザーエンジン等の仕様に関する記事を書きます。

 コルグのトップページに“KRONOS”なる告知が…で、

マン/マシンインターフェイスに新機軸が織り込まれるのではないでしょうか

としたのですが、KORG KRONOSはハード/ソフトとも新機軸というよりは、Roland Fantom G同様、既存の要素を詰め込んだといった印象を受けました。私はその事を否定的にのみ考えているわけではありません。発想力先行の感のあるコルグにしては、全体的に堅実な開発をしたという印象です。

 第1報で採り上げたサイトの画像からBKカラーの筐体かと思ったのですが、実際は完全な黒ではないようです。TRINITYTRITONM3と銀や白の筐体を持ったワークステーション機が続いたのですが、KRONOSは落ち着いた感じの色です。

 フロントパネル上の操作子の配置は、M3の場合はシンセモジュール部M3-Mのフロントに集約しなければならなかったのですが、KRONOSの場合は本来通りフロントパネルのスペースを有効利用する事ができています。レイアウトそのものは、歴代のコルグワークステーション機を踏襲しています。OASYSやM3のようなパッドはありません。

 ボタンの形状はRoland JVシリーズやKAWAI Kシリーズに似た2種類のタイプが載っています。KORG M3試奏記(2)でM3のボタンの脆弱感について触れたのですが、KRONOSのそれがどうなのか気になる所です。

 スライダーのキャップはM3の縦長から横長になりました。M3のスライダーは横からの力に対する脆弱感があって操作時に気を使わされる感じがあったのですが、KRONOSはキャップの上下をつまむか、上部を押さえて手前に引くか、下部に触れて押し送る形状なので、横からの力は加わりにくいはずです。

 ダイヤルの形状は、穴が一つ開いていてどこを押さえて回すかを誘導しているのではなく、細長い突起群がダイヤルの縁(へり)で放射状に伸びていて、どこに触れるかを一点に誘導していません。擂り鉢状にへこんでいる事と併せて、どこに触れても使いやすそうに思えます。

 ジョイスティック及びそのそばの二つのアサイナブルボタン、リボンコントローラーはKRONOSにも継承されています。ジョイスティックはM3やM50同様ライトアップされているのですが、形状はむしろM1やTシリーズに先祖帰りしている感があります。

 古くはWAVESTATION、そしてOASYSにあったベクターシンセシス用のジョイスティックが、それらと同じフロントパネル左端にあります。

 KRONOSの鍵盤は、61鍵機はM3 KYBDアセンブリのナチュラルタッチセミウェイテッドが継承されているのですが、73鍵機は88鍵機と同様RH3鍵盤(KORG M3-88試奏記参照)が採用されています。したがって他社の76鍵機よりも重量は大きくなっています。逆に61鍵機と88鍵機は他社機よりも若干軽くなっています。

 KORG KRONOS(2)KORG KRONOSの発売日及び価格KORG KRONOS 73試奏記KORG KRONOS 88試奏記へ続きます。


平成29(2017)年1月12日追記。

 平成29(2017)年1月12日、KORG KRONOS 88の数量限定カラーバリエーション機、KRONOS GD(ゴールド)が発表されました。


KORG KRONOS
http://www.korg.com/jp/products/synthesizers/kronos/

KORG OASYS
http://www.korg.co.jp/Product/Discontinued/OASYS/index.html

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by manewyemong | 2011-01-14 08:18 | シンセワールド | Comments(0)