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KORG RK-100Sが出ます

 平成26(2014)1月24日、コルグはショルダーキーボードKORG RK-100Sを発表しました。

 RK-100Sは、昭和59(1984)年に登場したMIDIリモートキーボードKORG RK-100の、約30年ぶりの後継機です。

 ギタリスト渡辺香津美さんをモデルに起用した広告をご記憶の方も多いと思います。

 また、同時期のコルグサウンドメイクアップの表紙や巻頭インタビューで、竹中直人さんがRK-100を手にしている記事がありました(KORG POLY-800だったかもしれない)。

 その頃のMIDI対応の標準鍵盤ショルダーキーボードとして、Roland AXIS-1、YAMAHA KX1があったのですが、RK-100は何よりもデザインで、これらを凌駕していたと思います。

 このデザインの良さ故か、かつてファッション誌で小道具として使われているのを頻繁に見ました。また、おニャン子クラブのどなただったかが、白いRK-100を手にした男性誌のグラビアを見たような憶えもあります。

 難波弘之さんがウォルナット仕様(他の色よりたしか1万円ほど高かった)のRK-100を使っていて、アルバム「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」のリーフレットに、このRK-100を弾いている様子の連続写真が載っていました。MIDIを介して、たしかKORG POLY-800とそのモジュールEX-800の演奏にお使いだったと思います。

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 RK-100Sは基本的なフォルムをRK-100から継承しているのですが、全体的に小型化されています。

 カラーリングは、赤、白、黒の3色で、RK-100にあったウォールナットはありません。

 鍵盤は41鍵から37鍵に減り、KORG MS-20 miniと同じものに変わっています。また、RK-100には無かったベロシティが使えます。

 ネックの部分が本体部とのバランスという視点からすると、短くなった様に思います。見てくれ的にも演奏上も良くなったのではないでしょうか。

 RK-100ではホイールだったコントローラーが、リボンコントローラーに変わっています。

 またそれよりも長大な、37鍵盤の全幅と同じ長さのリボンコントローラーが、鍵盤の上(RK-100Sを担いだ状態)にあります。私はこれが最も気に入りました。是非、ワークステーション機やアナログモデリング、アナログシンセといった設置型のキーボードにも採用してほしいと思います。

 プリセットタイプのアナログモデリングシンセやボコーダー、アルペジエータがあります。パソコンベースのエディタを使う形で、マニピュレーションをする事もできます。

 もちろんRK-100同様MIDI OUTがあるので、外部音源のMIDIコントロールキーボードとして使えます。

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 KORG RK-100Sの発売時期は、来る4月下旬。価格は未だ分かりません。お花見の時期には間に合いそうにありませんが、秋の文化祭や年末の忘年会にいかがでしょうか。


平成26(2014)年4月16日追記。

 KORG RK-100Sの発売時期が、5月下旬に延期されます。

http://www.korg.com/jp/news/2014/041602/


平成26(2014)年4月25日追記。

 KORG RK-100S、来る5月24日(土)発売予定、価格は税込59,400円。


平成31(2019)年1月25日追記。

 日本時間1月25日からアメリカ・アナハイム市で催されている楽器見本市NAMM 2019で、RK-100Sによく似たショルダーキーボード、KORG RK-100SPが参考出品されています。ウォルナット、落ち着いたチョコレート色、青、赤のカラーバリエーションがあります。詳細は不明です。


KORG RK-100S
http://www.korg.com/jp/products/synthesizers/rk_100s

KORG RK-100
http://www.korg.co.jp/SoundMakeup/Museum/RK-100/

by manewyemong | 2014-01-24 09:45 | シンセワールド | Comments(0)