KORG MS-20M Kitが出ます
MS-20 Kit同様、組み立て式になっています。ハンダ付け、あるいはプラモデルの様に接着剤や塗装の必要性は無く、容易に組み立てる事ができると思います。
筐体のサイズは、パッチケーブルの端子が標準サイズである事や全幅の数値がMS-20に近い事から、縮小モデルではないと思われます。
鍵盤は無く、また、ラックマウントではなく卓上等へ設置するタイプのモジュールです。モジュールタイプながら、かつてのKORG MS-50や多くのシステムシンセの様なフロントパネルが縦ではなく、コンボタイプのアナログシンセ同様ほぼ上を向いています。
鍵盤は無く、また、ラックマウントではなく卓上等へ設置するタイプのモジュールです。モジュールタイプながら、かつてのKORG MS-50や多くのシステムシンセの様なフロントパネルが縦ではなく、コンボタイプのアナログシンセ同様ほぼ上を向いています。
そしてこれまでのアナログMSシリーズと異なり、筐体が薄く、そして、両サイドに筐体と同じ色の木製化粧板を取り付けるようになっています。
シンセサイザーエンジン部分に、これまでのMS-20復刻機には無い性能の向上があります。
二つのVCOをシンクロさせる事ができます。また、VCO1の波形でVCO2の波形を変調(クロスモジュレーション)させる事ができます。シンクロもクロスモジュレーションも、かつてアナログシンセサイザーKORG Mono/Polyに備わっていました。
パッチパネルにVCO1のPWのディスティネーション端子があり、MGやEG、そして、おそらくSQ-1といったアナログシーケンサー等を、パルスウィズの周期変化や径時変化のソースに使う事ができると思います。MS-20でPWMができます。
VCFに関してMS-20の前期型(KORG35)と後期型(Sallen-Key OTA)を、フロントパネル上のフィルタータイプスイッチで切り替える事ができます。MS-20 Kitの場合、回路基板上で行う必要がありました。
シンセサイザーエンジン部分に、これまでのMS-20復刻機には無い性能の向上があります。
パッチパネルの右端に、MS-20、MS-20 mini、MS-20 Kitの鍵盤の左端にあるのと同じモーメンタリーボタンがあり、外部鍵盤等を使わなくてもMS-20M Kitを発声させる事ができます。また、このモーメンタリーボタンは出力端子を介して、パッチングでの様々なソースに使えます。
パッチパネルの端子はMS-20、MS-20 Kitと同じ標準サイズが採られているのですが、MS-50の筐体下部にあった様なジャンクション端子があり、MS-20 miniやSQ-1等からのミニケーブルの信号を変換して、MS-20M Kitのパッチパネルへ送る事ができます。
CVの仕様に関して、かつてコルグやヤマハが採っていたHz/Vはもちろん、アナログシンセサイザー界のディファクトスタンダードともいうべきOct/Vにも対応しています。
また、CV OUTを持つアナログモデリングシンセKingKORGは、CV経由という形でMS-20M Kitのコントロールキーボードに使えると思います。
MIDI INやUSB端子があり、MS-20M KitをMIDIやDAW環境に組み込む事ができます。
今回MS-20M Kitと同時に発表されたアナログシーケンサー、KORG SQ-1が同梱されています。もちろんSQ-1は単体でも販売されます。
KORG MS-20M Kitは、かつて私を含め数多の人々が、MS-20がこうだったらなと夢想した事が実現されています。PWMしかり、新旧のVCFの切り替えしかり、Oct/V対応しかり…。
KORG MS-20 miniが出ますでも書きましたが、シンセサイザーに興味を持った私の目に楽器店の店頭で最初に留まったのはMS-20であり、MS-20M Kitとしてブラッシュアップされた形で復刻されたのを見るにつけ、そろそろMS-20との因縁を、導入という形で決着をつける時が来たのかもしれないと感じています。
平成27年1月25日追記。
KORG MS-20M Kit + SQ-1、価格は100,000円(税別)。発売日は1月28日。なお、KORG MS-20M Kitは、日本製です。
パッチパネルの端子はMS-20、MS-20 Kitと同じ標準サイズが採られているのですが、MS-50の筐体下部にあった様なジャンクション端子があり、MS-20 miniやSQ-1等からのミニケーブルの信号を変換して、MS-20M Kitのパッチパネルへ送る事ができます。
CVの仕様に関して、かつてコルグやヤマハが採っていたHz/Vはもちろん、アナログシンセサイザー界のディファクトスタンダードともいうべきOct/Vにも対応しています。
また、CV OUTを持つアナログモデリングシンセKingKORGは、CV経由という形でMS-20M Kitのコントロールキーボードに使えると思います。
MIDI INやUSB端子があり、MS-20M KitをMIDIやDAW環境に組み込む事ができます。
今回MS-20M Kitと同時に発表されたアナログシーケンサー、KORG SQ-1が同梱されています。もちろんSQ-1は単体でも販売されます。
KORG MS-20M Kitは、かつて私を含め数多の人々が、MS-20がこうだったらなと夢想した事が実現されています。PWMしかり、新旧のVCFの切り替えしかり、Oct/V対応しかり…。
KORG MS-20 miniが出ますでも書きましたが、シンセサイザーに興味を持った私の目に楽器店の店頭で最初に留まったのはMS-20であり、MS-20M Kitとしてブラッシュアップされた形で復刻されたのを見るにつけ、そろそろMS-20との因縁を、導入という形で決着をつける時が来たのかもしれないと感じています。
平成27年1月25日追記。
KORG MS-20M Kit + SQ-1、価格は100,000円(税別)。発売日は1月28日。なお、KORG MS-20M Kitは、日本製です。
平成28(2016)年8月13日追記。
implant4さんで撮らせていただいた画像を添付しました。
KORG MS-20M Kit + SQ-1
http://www.korg.com/jp/products/dj/ms_20mkit/
KORG SQ-1
http://www.korg.com/jp/products/dj/sq_1/
http://www.korg.com/jp/products/dj/ms_20mkit/
KORG SQ-1
http://www.korg.com/jp/products/dj/sq_1/
by manewyemong
| 2015-01-22 15:24
| シンセワールド
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