シンセサイザーフェスタOSAKA2005見聞記

 11月25〜26日、大阪市東心斎橋のT・Bホールで、日本シンセサイザープログラマー協会の主催でシンセサイザーフェスタOSAKA2005という催しがありました。私は25日に行くことができました。

 パソコンベースの打ち込みや録音、ソフトウェアシンセに全く関心の無い私は、もっぱら老舗シンセサイザーメーカーのブースを見て回ったのですが、新製品はワークステーションシンセの廉価機KORG TRとYAMAHA MO6/MO8でした。

 21世紀に入って以降、各社から出たフラグシップ機は、いずれも私の興味を引くものではありませんでした。私には不要な機能を多く積んでいるからです。むしろ各社のフラグシップ機から機能を省いた廉価機の方が、私の欲する所と合致します。見た目も上位機よりも後出しの廉価機の方が洗練されているような気がします。

 KORG TRはコルグが平成13(2001)年秋に出した廉価機TRITON Leの後継機で、筐体や静粛性に優れた鍵盤(アフタータッチ付き)は同じものです。カラーリングが黒尽くめになった、オシレータ波形が増えた、USB端子(タイプB)がついた、外部記憶メディアがスマートメディアからSDカードになったことが変更点です。

 私は現在所有しているTRITON Leの61鍵機のオシレータ波形で十分お腹いっぱいなので、もう波形の精度にも数にも関心は無いのですが、増装された波形はたしかにクオリティの高いもので、少し心が動きました。ふと、黒尽くめのTRと銀色のTRITON Leとを並べたら映(は)えるなとも思ってしまいました。

 アフタータッチ付き鍵盤で10万円を切るシンセサイザーを製造しているのは、私の知る限りコルグだけです。大阪では61鍵機が79,800円、76鍵機が99,800円で店頭に並んでいます。

 YAMAHA MO6/MO8は、同社のフラグシップ機MOTIF ESから、サンプリング機能、アフタータッチ、ブレスコントローラー端子、プラグインボードの搭載スペース、外部記憶ドライブといった部分を省いた機種です。

 61鍵機MO6は、かつてヤマハが平成11(1999)年秋に出したシンセCS6xに使ったLC鍵盤が採用されています。私はヤマハやコルグの61/76鍵の上位機が採用しているヤマハ製FS鍵盤よりもこのLC鍵盤の感触の方が好きなのですが、アフタータッチが省略されているからかCS6xの鍵盤よりもよりよい弾き心地でした。

 オシレータ波形はMOTIF ESを完全に引き継いだものになっていて、ヤマハらしい生々しいアコースティック楽器のシミュレーション音が印象的でした。アコースティック楽器そのものを製造している強みかも知れません。私はMIDIシーケンサーYAMAHA QY300を長く使って来たので、LC鍵盤、内蔵MIDIシーケンサーと併せてMO6に関心を持ちました。

 MO6は118,000円、MO8は168,000円です。

 KORG TR 61試奏記TR 88試奏記へ続きます。


KORG TR
http://www.korg.co.jp/Product/Synthesizer/TR/

YAMAHA MO6/MO8
http://www.yamaha.co.jp/product/syndtm/p/synth/mo/index.html
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by manewyemong | 2005-11-27 15:13 | シンセワールド | Comments(0)